第3話 北東のケンさん(3)〜南千住の辛マンパワー

文字数 800文字

東京にコロナ禍が蔓延り、インフルエンザがダブルインパクトとして襲いかかる時、人心は荒廃して悪が横行する。

すると、その漢は北東(たぶん、北千住)からふらりと現れるという。

アッレー、誰か助けて〜
超BLACK辛マンパワーシステムCEO、悪の首魁登場。
待てっ、そこの非常勤の女って!

さあ、雑魚の皆さんっ!

構わないから拘束しなさい。

E-オンナEeee!
いっやー手を離して!
おまえの契約は、もうすぐ切れる。

そうすれば、おまえは文無しのオンナホームレスだ。

それともデリヘルに沈めてやるか。

不特定多数の男性の○ンポコを相手にするのはイヤ!

松茸が好きなの!

(多少、天然なオンナ)

それなら、この契約書にサインしろ!

毎晩、俺のマンションでキムチチャーハンを作って、俺の専属お○んこになるんだっ!

ううっ、悔しい。

こんなキムチ野郎に操を捧げるなんて。

その汚い手を離しなさいっ!
うんっ?

誰だ、俺の賢者タイムを邪魔する奴は。

その女性を解放しなさいっ!
この寒空に上半身裸になるケンさん。
バリバリバリーっ!
キッ貴様は...胸に七つのキャッシュカードを貼り付けた漢っ!

北東のケンっ!

構わないから、雑魚の皆さん。やっちまいなさい!

E-契約書Eeeeee!
アゲハチョウ!

モンシロチョウ!

ミヤコちょうちょーう!

この寒空に蝶なんか飛んでいるかい。

駐車場のコオロギもおらんわい。

貴様は既に課金されているっ!

(ケンさん、決め台詞)

ひでぶっ!

覚えてやがれっ!

雑魚の皆さんとともにハケル辛社長。
危ない所を助けていただきありがとうございます。
じゃあ。代わりにこの契約書にサインして、

僕の下宿で毎晩肉豆腐を煮て、添い寝してくれないか?

(ううっ、なんか貧乏くさい。こんなことなら、辛社長の方がよかった)

マタにします。

マタ?

それじゃ、したくなったらフリーダイヤルまで。

マタの意味を取り違えて、ハケるケンさん。
ヘークショイ!

帰り、ユニシロでなんか買って帰ろうと。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色