【進行・キャラ紹介】

文字数 7,500文字

こちらでは競技者の私とごとう隼平先生がやり取りを交わします。

観戦者の方は観戦席へお願いします。
今回はDMMオンラインサロン『マンガ新連載研究会』で共に司会を務めている私と、ごとう隼平先生で対戦を行います。
なお、ごとう先生は本業は漫画家なので、

「ごとう先生はネームで戦っても良いですよ?」

と打診しましたが、

「いいえ、この形式で戦います!」

とのことです。
グハハハ、叩きのめしてやるわー!!!
本日はダンゲロスSS第四回戦です!

司会を務めさせていただく至道です。

22時近くになったらまた参りますので、皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
ごとうです。
ネームの教室やってます。
よろしくお願いいたします。

うわああああああああああ!!!
そうそう、実務的なことなんですが、最近導入したトークメーカー第三回バージョンアップにて、アイコン周りの仕様が変わりました。

そこで、アイコン交換を合図しましたら、こちらに自分のアイコンを適当なセリフとともに貼り付けてください。
その画像を自分のPCに落としていただき、新規でアイコンをアップロードして、自分のパレットに呼び出して頂ければと思います。
(なお、もし公式アイコンを使用する場合にはこの手順は不要で、普通に公式アイコンをご提示ください)

もしやり方が分かりづらいようでしたら、遠慮なくご確認ください。
お手数おかけします。
ごとうさん、初めまして!
どうぞよろしくお願いします。今日は非常に楽しみにしております!
アイコンの扱い方、了解です!
流れとしては、

22:00、お互いに自己紹介、挨拶、威嚇行為など
22:10、互いのキャラクター張り付け。その際に、キャラクターアイコンもセットで。
22:15、アイコンセット完了など確認
22:15-22:29、自由時間、プロット構想や、戦略検討、ここで相手への威嚇など
22:30、執筆開始
23:30、執筆終了(互いのエピソードに終了の合図入れます)

23:35、投票終了時刻(この瞬間のキャラ投票上位、セリフ投票上位)にて判定します
23:35-24:00、感想戦

以上、そんな感じで!
全体的に威嚇多くないですかw
かしこまりました!

よろしくお願いいたします!
昼にボルダリングしたせいで(東京ネームタンク近くのジムで)腕がぷるぷるしててヤバイ……
2軒くらいありますよね。流行ってるんだなあ。

とはいえ子鹿だろうと容赦しないです。散弾銃打ち込みます。
整体行ったから肩も指も軽いいい!!!
フッ、まあ漫画家であるごとう先生に、小説家であるおれが五分の条件で戦う必要もあるまい……。
指一本一本に鉄球を括り付けてタイピングしてもちょうど良いくらいのハンデよ……。
おっと言い訳は終わったあとで構いませんよ。

しかしこれタイピングよりセリフ考える時間ですね。
鉄球宣言きたー!
10時!!!
22時です!
両人とも、ご挨拶をお願いします!
あと、軽く東京ネームタンクのご紹介と、DMMオンラインサロンのこともお願いします。
あとから色々な人がのぞきに来るので、触れておいて頂ければ!
ごとう隼平と申します。
東京ネームタンクというところで漫画のネーム、ストーリーとキャラクター作りの教室と研究室をやっております。

というわけで負けるわけにはいかないのです!!!
ウワハハハーッ、よく来たなこわっぱーーッ!!

表のマンガ界では名の知れた戦士だったかもしれんが、ここは慈悲なき地下小説界。
暗黒小説遊戯の前に朽ち果てるがよいわーッ!! ブンッ ブンッ(棘付き鉄棒を振り回す音)
威嚇で一生懸命で自己紹介を忘れてた。

小説家・漫画原作者の架神恭介です。
ごとう先生と「マンガ新連載研究会」というDMMのオンラインサロンをやってます。
ここでの勝ち負けが今後の上限関係とかマウンティングとかにも影響を及ぼしてくると思うので負けるわけにはいかない。
地下小説界って、漫画の設定になりそうな世界感っすね。
東京ネームタンクはみなさまが頑張ってくださって
最近成果もめざましく、ぜひ漫画づくりに悩んでいるかたいらっしゃったら
のぞいてみてくださいね!https://nametank.jp/

小説はどうだろう…かなり違うと思いますが知っておいて損はないノウハウを
お渡しできると思います。
ちなみにオンラインサロンはこちらです。

https://lounge.dmm.com/detail/284/

月額2000円でマンガ研究の動画配信とか、収録現場に参加してのディベートとか、その他いろいろありますので、クリエイターの方もそうでない方もお気軽に参加してね。
自分もちゃんと体系立てて学んでみたいくらいです。ごとう先生は新宿で教室をやっているようなので、ご興味のある方はぜひコンタクトしてみてください。
こっちは威嚇忘れてた!

いえいえそうなんですよ架神先生にもネームタンクでは面白い作品作ってもらったので!
ちょっとは仕返ししたいわけ!

完全に研究し尽くしたので今日は苦しんでください!!!
フッ……おれの慈悲で「ネームで掛かってきても構わぬぞ」と言ってやったのに、くそ生意気にもトークメーカー形式での勝負を挑んできたこと…………後悔させてやるわーッ!!!
そらそらそら!!
ダンゲロスボードゲームの話もあるんでしょう!!!???
ではそろそろ、互いのキャラクターのプロフィール掲載といきますか!

準備ができましたら、プロフィール掲載をお願いします!
キャラクターのアイコンを忘れずに!
ネームだと一時間で4Pとかだから!!!
その間にボッコボコにする気だったでしょう!!!

その手には乗らんよこんちくしょーう!!!
罵るボキャブラリーあんまりないわー!!!!
あっ、そうだった。
もう一つだけ宣伝を……。

ダンゲロスボードゲームのクラウドファンディング締切があと2時間くらいなので、ボードゲーム好きな方は良かったらお願いします……。
https://lounge.dmm.com/detail/284/

威嚇が楽しくてつい忘れてしまう。
おれの今回の自キャラはこれよーッ!!!
名前:"伝説の怪奇リポーター"五十嵐ナナコ
性別:女

能力名:『真霊企画』
特殊能力:五十嵐が収録で訪れた先は必ず心霊スポットとなる。心霊現象を起こす能力ではなく、その先で生じたあらゆる現象が心霊現象としてスタジオやクルー、視聴者に認知される。

設定:三桁を超える心霊スポットをリポートし、全ての心霊スポットから生還を果たした伝説のリポーター。28歳。彼女の出演する心霊特番では、作り物ではない極めて危険な心霊現象が必ず発生し、しばしばクルーは命を落とす。その過激さと迫真性から視聴率は常に80%を超えるが、その実態は五十嵐の能力により生み出された欺瞞的心霊現象である。現場では五十嵐はしばしばクルーや無関係な人々を殺害しているが、それらも全て心霊現象によるものとして世間には認識されている。
最初は視聴率のため意識的に能力を発動していたが、次第に彼女の中での枷が外れていき、いまや五十嵐自身も正気と狂気が曖昧な状態にある。自身が『真霊企画』を発動していることの自覚も怪しい。

相手を倒したい動機:視聴率のため。凶悪な幽霊を成仏させれば視聴率80%は硬い。

名前:白露天河(しらつゆてんが)

性別:男

特殊能力名:ノリウェーイの森

特殊能力:白露天河の聞こえる範囲内(約半径100m)で下ネタを口にした瞬間に発動。下ネタを発した人間は舌が猛烈な速度で肥大化、天空に伸び続け最終的には大樹となる。身体は大樹の養分となり根を張り朽ち果てる。下ネタは天河が卑猥と認識すれば発動。一般名詞(ちんすこう・マンホールなど)も気分次第では危うい。

設定:白露天河は、いまやクラシック・ロックとも言えるビートルズを愛する、心優しい少年だった。クラスの隅でレコードに耳を傾ける。高校生になってもそんな穏やかな日々を望んでいた。
白露天河が初めて能力を発動したのは、高校に入学してしばらく経った1年生の秋。体育の授業でバレーボールが行なわれている最中だった。おとなしくバレーをしていればいいものを、クラスの中心にいるウェーイ系グループの一人が言い出したある提案「サーブを打つたびにAV女優の名前を言っていく山手線サーブうぇええい!」
ウェーイ系男子が次々とAV女優の名前を言っていく。一人、クラスの下層系男子にもサーブは回ったが、なんとこいつは恥ずかしがりながらも女優の名前を言い、クリアしたのだ。ウェーイ系グループに昇格した瞬間だった。
そして天河にサーブが回ってくる。天河は言えなかった。本当に一人も知らなかったのだ。精一杯の作り笑顔でサーブを打った。ざわざわと流れる空気読めない奴の空気。ウェイ系の誰かの舌打ちが、最後に聞いた雑音だったろうか。
気がつくと天河は森にいた。

相手を倒したい動機:静かにビートルズが聴きたい。
架神さん、お手数ですがプロフィールにキャラセットをお願いします!

また、お二人とも、互いのアイコンをPCに保存して、アイコン管理からアップロードお願いします!
うわーん!!
架神つぶしがー!!

下ネタ入れてこないのかよ!!!
本来は男のつもりだったが、いらすとやに男リポーターの画像がなかったので……。

今回は妻が忙しくてアイコンを描いてもらえませんでした。
これは……!
まさかの下ネタ潰しキャラに、心霊で返し技!?
ぐははははは!!!

いつも入れると思うたか!?
集中します。必ず殺ります。

ちなみに僕はとっても下ネタ苦手です。
おぱんつって言ってよおおおおお!!!!
セット完了しましたら、開始まで自由時間です。
戦略立案、プロット構築、相手を威嚇しての精神的攻撃など、ご自由にどうぞ!
プロ同士の戦いは、メタの読み合いが入るから一味違ってきますね……。
いやいやいやこれぜんぜん噛み合わないでしょ!!!

攻撃力もほとんどないよどっちも!!


殺るけどね。
架神さんの鉄球宣言に、ごとうさんの殺る宣言!

どっちも本気!
残り5分を切りました。
そろそろ心の準備を。
いきます!!!
22:30!
執筆開始OKです!
先手を取ったのはごとう先生!
もうすぐ30分経過です。
着実に積み上げる架神さんに対し、すでにおじいちゃん100人虐殺済みのごとうさん――
そしてここで両作とも、ついにキャラクター同士が邂逅か?
ここで架神さんの大技……すごい。
ごとうさんも仕掛けてきた。
いよいよ両者とも転換点ですね。
自分の死体 VS キムタク!

これは両者ともクライマックス!
23:30!
終了です!
お二人とも、おつかれさまでした!
お、おじいちゃん100人虐殺……???
何を言ってるんだ……。
お立合いの皆さんは投票をお願いします!
キャラクター投票およびセリフ投票は、23:35の時点で集計します!
(キムタク……???)
おおお
おつかれさまでしたあああ!!!
毎度のことながらめちゃくちゃ疲れました。
体がガクガクしてる。
いやー戦った戦った
一時はどうなることかと
最後の一分のばくばくすごい
最後の一分はやばいですね。今回はギリギリなんとか無理やり間に合ったというか間に合わせたというか。
キャラクター投票は架神さんが圧倒、
しかしセリフ投票はキムタクでごとうさんが1票差で勝利!

この勝負、引き分けです!
ぐ、ぐ、ぐぬぬぬぬ……!

引き分け……ぐぐぐ……。
(クッ、ごとう先生をマウンティングするチャンスが……!)
このキャラ投票とセリフ投票の判断からすると、

作品全体のまとまりとしては架神さんの勝利で、
ごとうさんは要所要所のセリフのインパクトの勝利ということでしょうね。
うおおおお!!!
くやしいいい!!!!と言いたいこところだけど全然悔しくない!!!
よく引き分けに持ち込んだよ!!!
ごとう先生の読んできます……。つか…れた…。
やーすごいなあ架神先生
結構書いてたつもりだったのに普通にテキスト量が倍違っちゃうんですね

残り読ませてください!!
キムタクで1票上回ったのが引き分けの要因ですね。

中盤では、チェーンソーの展開で架神さんの勝利を感じ、
後半では、キムタクや結婚のあたりでごとうさんの勝利を感じ、
ラストでは、物語完結で架神さんの勝利を感じたという展開でした。

一進一退といったとても面白い戦いでした!
セリフ強者の架神さんのインパクトをごとうさんが易々越えてきたのは流石というべきか。
おじいちゃん虐殺、キムタク、結婚、このあたりのセリフのインパクトは破壊力ありました。

そして架神さんは、泉さんばりの構成力に驚きましたよ。
戦い方を変えてきたのかなと。
や、僕のは4300字で、ごとう先生は3000字なので、1.4倍くらいですよ。倍は言い過ぎ。
読んできました!僕的に面白かったのはやはり架神先生は小説なんですね。
僕のはたぶん文章にはなってるもののマンガ表現だと思います。

創作していく中で細かい情報が入り切らないことが分かってるので
そもそも文章に起こす発想がない。
やっぱりセリフが強くなるキャラと、そうでないキャラがいますよね……。
今回みたいのだとセリフではどうしても弱いので。
それでもセリフでも勝とうと一回仕掛けたんですが、あれが2位なら仕方ないな~~。
チェーンソーでの急展開などは、やっぱり架神さんが小説の人だなぁと感じますね。

ごとうさんは常に要所要所にセリフのインパクトを仕掛けてくるので、さすが漫画家の方だなぁと。

どちらも強みを発揮してて、めちゃめちゃ面白かったです。
作品基本情報に結果を追記してきましたー。
両者とも間に合わないんじゃないかと思いました。
この最後の時間配分が本当に難しいですよね。ヒリヒリする。
美しい結末でした!
僕はラストまったく思い浮かばないまま書いてるうちに何か思いつくかなと思ったのですが!
まったく出ず!でも強引さも漫画の良さのひとつと受け取っていただけたら!
ダンゲロスSSは小説・マンガの創作技術上達に役立つんじゃないか、という説があって、今回はそれの検証目的もあってごとう先生に参戦してもらったんですが、いかがでしたか?
ああ、その点をごとう先生に聞いてみたいですね!
創作技術の訓練にどうかなと。
徴兵されたばかりの新兵でも、いきなり最前線で戦ってれば、嫌でも強くなると思うのですが、どうでしょうね?
強いセリフを作ったほうが勝利ポイントを得る、というのは意識すればかなり鍛えられそうですね。僕は今回ほぼ偶然ですが、それでも無意識下でセリフを立たせようとしていた…気もします。

また一時間で組み立てるのは当然構成力も鍛えられますね。
大事な物二つにうまく焦点を当てられる企画だと思います!
まあ、とりあえずまずは経験してみた……という感じで。
今後、これを教育方面に活かしていけるかどうかは、また今度、ゆっくり考えましょー。
自分は新兵じゃないかもしれませんが、参加してみて多くの気づきがあったんですよ。これ実際に、自分の技術を洗練させていくのに役立つなぁと感じました。あくまで小説視点ではありますが。
だから次も戦いたいと思ったし、自分の技量を維持するためには、定期的にダンゲロスSSへの参戦はいいなぁと思っています。
新兵訓練としては過激すぎますかね?
ともあれお疲れ様でした。
今日はどうもありがとうございました。

フーッ、さすがに指に鉄球を付けていては引き分けがせいぜいか。
そして次回ダンゲロスSSのお知らせがあります。
ちとお待ち下さいね。
そうですね、おいおい色々なケースを試してみて、考えていきましょう。

お二人とも、今日は本当にお疲れ様でした。
メチャメチャ面白い戦いを見せて頂けて感謝です。
あ、そうですね。
第五戦の告知をしておきましょう。架神さんにお任せしていいでしょうか。
いやでも強くなりそうですね!
時間制限があるのは、シンプルかつ簡潔に伝えないといけないので
それが無駄を省く練習に大いに役立ちそうです。
無駄な説明セリフを省くことが漫画的にはかなり大事なので。
第五回ダンゲロスSSのスケジュールとしては2月18日(土)22時開始、24時終了です。
問い合わせフォームから挑戦していただけた、お二人です! いずれ勝ち上がれば、ぼくらプロとも一戦してもらいたいと思ってます!
いやー僕も整体で骨折られてたんですけど負けずには済んで良かったです。
告知お願いします!
これ繰り返してれば、キャラを創るのも手慣れてきて、創作者としてはかなりの訓練を積めそうです。あとは、自分が戦いたいと思ったときに、お相手様さえいればいいので、その仕組みとかを考えていきたいなぁと。
自分も定期的に参戦して、技能を磨きます。
次回は2/18(土曜)夜22時に、ぺんさんと滝口流さんの対戦が行われます。

http://talkmaker.com/works/64881240ac87c9a0327294246224af75.html
これまでは作家たちが身内で回していましたが、ここからは一般参加者の方のマッチメイクも行われます。
僕もいつでも闘いますよ!!!
ご応募お待ちしております!!!
遠慮なく一般参加者の人も挑戦お願いします!
これからどんどん募集しますよ!

お問合せフォームから挑戦申し込みを送って頂ければ、スタッフがマッチメイク作業をいたします。その際、簡単なものでいいので、プロフィールなど付けてもらえると、マッチメイクにすぐ入れます。
挑戦をお待ちしています!
参加者は随時募集中ですので、お問い合わせフォームからお気軽に(?)ご連絡下さい。
まあ消費カロリーとか、執筆中のすさまじい恐怖とかであんまり気軽にはできねえが、何事も経験だ! やってやれ!!
ほんとなにこれ…笑っちゃうくらい疲れてるんですけどw
小説家への近道の訓練になると思いますよ。本当にそう考えます。
ぜひともどうぞ。
では今日はこんなところで、お疲れ様でした~。

クリエイターの方は、おれとごとう先生でやっている「マンガ新連載研究会」も良かったらご検討下さいませ。
https://lounge.dmm.com/detail/284/
綺麗に告知も済みましたので、今日はお開きといたしましょうか!

架神さん、ごとうさん、今日は楽しい一戦を、本当にありがとうございました!
良い一戦に感謝です!
ダンゲロスSSもあとマンガ新連載研究会も
お待ちしてるぜ!!
そうですね、漫画研究なら、オンラインサロンが良いです。
執筆の最前線に立って訓練ならダンゲロスSSと、使い分けたりしてください。
お気軽に参戦要請をどうぞ!
それではお疲れ様でした!
架神先生、しどう先生、ご覧頂いたみなさま
どうもありがとうございました!!

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※コラボに参加するためにはログインが必要です。ログイン後にセリフを投稿できます。

登場人物紹介

名前:白露天河(しらつゆてんが)

性別:男

特殊能力名:ノリウェーイの森

特殊能力:白露天河の聞こえる範囲内(約半径100m)で下ネタを口にした瞬間に発動。下ネタを発した人間は舌が猛烈な速度で肥大化、天空に伸び続け最終的には大樹となる。身体は大樹の養分となり根を張り朽ち果てる。下ネタは天河が卑猥と認識すれば発動。一般名詞(ちんすこう・マンホールなど)も気分次第では危うい。

設定:白露天河は、いまやクラシック・ロックとも言えるビートルズを愛する、心優しい少年だった。クラスの隅でレコードに耳を傾ける。高校生になってもそんな穏やかな日々を望んでいた。
白露天河が初めて能力を発動したのは、高校に入学してしばらく経った1年生の秋。体育の授業でバレーボールが行なわれている最中だった。おとなしくバレーをしていればいいものを、クラスの中心にいるウェーイ系グループの一人が言い出したある提案「サーブを打つたびにAV女優の名前を言っていく山手線サーブうぇええい!」
ウェーイ系男子が次々とAV女優の名前を言っていく。一人、クラスの下層系男子にもサーブは回ったが、なんとこいつは恥ずかしがりながらも女優の名前を言い、クリアしたのだ。ウェーイ系グループに昇格した瞬間だった。
そして天河にサーブが回ってくる。天河は言えなかった。本当に一人も知らなかったのだ。精一杯の作り笑顔でサーブを打った。ざわざわと流れる空気読めない奴の空気。ウェイ系の誰かの舌打ちが、最後に聞いた雑音だったろうか。
気がつくと天河は森にいた。

相手を倒したい動機:静かにビートルズが聴きたい。

名前:"伝説の怪奇リポーター"五十嵐ナナコ
性別:女

能力名:『真霊企画』
特殊能力:五十嵐が収録で訪れた先は必ず心霊スポットとなる。心霊現象を起こす能力ではなく、その先で生じたあらゆる現象が心霊現象としてスタジオやクルー、視聴者に認知される。

設定:三桁を超える心霊スポットをリポートし、全ての心霊スポットから生還を果たした伝説のリポーター。28歳。彼女の出演する心霊特番では、作り物ではない極めて危険な心霊現象が必ず発生し、しばしばクルーは命を落とす。その過激さと迫真性から視聴率は常に80%を超えるが、その実態は五十嵐の能力により生み出された欺瞞的心霊現象である。現場では五十嵐はしばしばクルーや無関係な人々を殺害しているが、それらも全て心霊現象によるものとして世間には認識されている。
最初は視聴率のため意識的に能力を発動していたが、次第に彼女の中での枷が外れていき、いまや五十嵐自身も正気と狂気が曖昧な状態にある。自身が『真霊企画』を発動していることの自覚も怪しい。

相手を倒したい動機:視聴率のため。凶悪な幽霊を成仏させれば視聴率80%は硬い。

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