第42話 夫と旅・雨降って?

文字数 921文字

 私のプランでGWの週明けに2泊3日で、善光寺へ行くことになりました。

 旅支度は自分でやってもらうようにした。と改めて言うのも変な話だが、ご夫婦によっては奥さん任せの所もあるかと思って。夫はリュックに、私は小さめのスーツケースにそれぞれ準備した。衣類を揃える前にやることは、お天気調べ。晴れなのか雨なのか、寒いのか暑いのか。5月はココが微妙。週間予報を見ると全日雨降りとなっていた。しかも80%以上。

『雨降って地固まる』

とはよく言うが、雨振り過ぎて収拾不能とはならないか?一抹の不安がよぎる。まあ、そうなったら、そうで何事も無かったように過ごせばいい。もう、宿の予約はしてしまった。今やめれば直近なのでキャンセル料もかかるはず。やり直すのは面倒くさいし、金も惜しい。雨くらいなんだ。車で行く旅にしたので、傘も替えの服もたくさん積んで行けばいい。

 私と夫の事情をよく知る友人に旅の話をしたら、ひどく驚かれたが『良いことだ』と誉めてくれた。私の決断は誉められるに値することだったのか……雨予報がなんだ!私の神通力(俗に言う晴れ女)で晴らしてやる〜。

 出発当日。曇り。降水確率は相変わらず高い。移動中には降ってくるだろうと予想しつつ、夫の運転で旅が始まった。時刻は午前6時。ラッシュアワーを避けたかったのでこの時間に。程なく高速道路に乗り、いざ善光寺へ。我が家から3時間強の道のり。夫ばかりを運転させるわけにはいかない。多大なる気遣いをする、私のプランに抜かりはない。休憩場所、時間を伝え、交代。長野に向かうにつれ景色に開放感を覚えた。車中ではいつもと変わりなく、会話無し。

 2回目のサービスエリアでは、お目当のお菓子を見つけ早速購入(信州巨峰クリームコロン)今回の旅は車なので躊躇なく3箱購入。運転を夫に替わって一気に善光寺まで走った。天気は如何に。なんとなんと、善光寺に到着したころには帽子が要るくらい晴れていた。きっと私の神通力……いやいや、ここは善光寺さんのご加護のお陰でしょう。

「晴れてきて良かったね」

そんな言葉をひと言ふた言、会話した。この先どんな風景が待っているのやら。旅先も私たちの行動も。

 まだ、初日のお昼辺り。明日に続きまーす。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み