⑥「妹の悪夢」施設/地名設定集~インフラ

文字数 4,642文字

◆鉄道関係◆
■鉄道省■
・日本全国に路線網を張り巡らせている国有鉄道
・JMR=Japan Ministry of Railways
・通勤、中長距離の旅客・貨物輸送や各地への急行、特急、弾丸列車網を持つ
・新幹線と呼ばれる弾丸列車は東海道、山陽、陸奥(みちのく)、越後の4路線あり、それ以外の各エリアには夜行寝台含む長距離特急網が整備されている
・青森から北海道・函館(青函)、岡山・宇野から四国・高松(宇高)、稚内から樺太・大泊(稚泊)、下関から釜山(関釜)への鉄道連絡船もある
・敦賀、門司からは大連、浦塩経由で欧亜連絡輸送も行われている
・樺太に関しては樺太庁鉄道が運営を行っているが、省線と規格は統一されており車両渡船での航送車両などは共通運用が可能で、貨車だけでなく一部旅客列車の航送も行っている(札幌発敷香行き急行「オタス」など)
※樺太の項目は後日別項に記載

・鉄道省はuricaというICカード乗車券を発行している
「ウリカ」と読む。utility railways intelligent cardの略。「何にでも使える便利な鉄道カード」というような意味。 省線だけでなく国内各大都市圏の私鉄、公営交通やバスとも相互利用可能となっており、定期券としてだけでなく、チャージすることにより公共交通の利用や買い物がキャッシュレスで行える。スマホ用アプリもある
・くちばしでカードを咥えたツバメのキャラクターが公式デザイン。ツバメは鉄道省の超特急の名称で、国民の誰もが知る人気の列車であることから省線を表すマークとなった。駅入り口のや電車、バスのボディーにもJMRのロゴとともにあしらわれている=uricaは59話「アキバへ~タフな2人」で登場
・当初は「ウリカ」という呼び名から、スイカのキャラクターが券面にあしらわれていた
・民間企業でないにも関わらずプロ野球チーム・院鉄スワローズを持っている。鉄道省前身の鉄道院時代から球団を保有していたため、その名残で今でも球団名に「院鉄」を冠している

■甲武線■
・こうぶせん(14話「無謀な行軍」で初出)
・鉄道省の通勤路線で東京中央が基点。新宿や吉乗寺、美鷹、彩ケ崎、美咲元町、太刀川、八皇子などを通り甲州や信濃に至る。一部の列車は空港線経由で羽根田空港まで直通運転している
・お茶の池から美鷹までは快速/各駅停車の複々線となっている
・空港特急のほか信濃方面への急行、特急がある
・各駅停車は梓町駅で地下鉄の帝都高速鉄道公社・東西線と直通運転している
・ラインカラーはオレンジ

■彩ケ崎駅■
・あやがさきえき
・甲武線の特快停車駅
・空港特急も上りは停車
・彩ケ崎の中心駅(高架)
・主人公たちの地元
・美咲元町より規模は大きい(19話「妹のホクロ」に記載あり)
・駅の南北を結ぶ通路がある(21話「『妹』の姿」参照)
・駅前にLRTが乗り入れているほか、武蔵野バス、南武バス、太刀川バスのターミナルも

■美咲元町駅■
・みさきもとまちえき
・甲武線の特快停車駅
・空港特急も上りは停車
・学校最寄りの駅(高架)
・駅前には学校へのスクールバス乗り場もある(44話「沙貴子、馴れ初め~その1」)
・1階の改札階は南北通路になっており銀行ATMや飲食店などが豊富(番外編「鉄オタ西春の憂鬱」)
・バーガー屋でバイトするジェシカが駅前でチラシを配っている(番外編「紫村姉妹の居候」)
・スクールバスはここの南口に乗降場がある
・太刀川バスと武蔵野バスがターミナルを構える
・地元では単に元町駅と呼ばれている

■武蔵花岡駅■
・むさしはなおか(17話「快晴の朝」で初出)
・彩ケ崎の東の隣駅。各停しか止まらない。涼子の最寄り駅
・略称はムサハナ。58話「アキバへ~各停も悪くない」では盛岡と韮崎が乗ってくる

■東花岡駅■
・ひがしはなおか(17話「快晴の朝」で初出)
・甲武線の駅で彩ケ崎から2駅新宿寄り
・各停のみ
・passion heart2の最寄り駅

■萩窪駅■
・はぎくぼ
・14話「無謀な行軍」で甲武線が運転打ち切りとなり山葉と紅村が下車した駅
・彩ケ崎駅より東に6駅
・特快停車駅
・地下鉄の帝都高速鉄道公社・丸之内線との乗換駅

■吉乗寺(駅)■
・きちじょうじ
・彩ケ崎の東隣にある武蔵原市にある寺の名前であり駅名。彩ケ崎の5つ先、萩窪の隣駅。63話「初詣」で「行く冬 来る春」の中継で初詣でごった返すシーンが映り、訳あって山葉が駆けつけることになる
・特快停車駅
・私鉄・帝都電鉄との乗換駅

■市内電車■
・しないでんしゃ
・彩ケ崎市内を走っている市営のLRT(彩ケ崎市交通局)
・彩ケ崎駅をターミナルに2路線4系統ある(赤、青、緑、黄色)
・車両はドイツから輸入した8軸3部連接車を使っている(AEG/LHB社製のGT8KJA-ZRという形式名で「日本彩ケ崎市向け8軸連接1067ミリ軌間用両運転台タイプ」という意味)。直流600V、IGBT-VVVFインバータ制御
・ほとんどの人は市電と呼んでいる
・ダッシュしていた山葉が白百合台行き電車に抜かれるシーンがある(pixiv版のみ)

■玉葉線■
・ぎょくようせん(14話「無謀な行軍」が初出)
・鉄道省の東京外郭環状線
・群玉と茶葉を結ぶため玉葉という路線名
・元々は貨物線だったが、沿線の要望で旅客化された
・上川宅へ行くために降りた昭津駅がある
・作中の昭津で武蔵野鉄道と接続しているほか、多数の路線と乗り換え可能となっている
・ラインカラーはオレンジとブラウン

■武蔵野鉄道■
・むさしのてつどう(14話「無謀な行軍」が初出)
・浜袋を起点に群玉県の知知夫(ちちぶ)までを結んでいる通勤・観光路線
・地下鉄の帝都高速鉄道公社・新都心線と相互直通運転し、さらに東横電鉄にも乗り入れている

■埼東線■
・さいとうせん(58話「アキバへ~各停も悪くない」)で登場
・東京と群玉を結ぶ鉄道省の通勤路線。陸奥新幹線(みちのくしんかんせん)工事に際し地元への補償で建設された
・終点の大埼から台塲まで帝都臨海電鉄に乗り入れている
・甲武線とは新宿が乗換駅
・ラインカラーはエメラルドグリーン

■昭津駅■
・あきつえき(14話「無謀な行軍」で初出)
・玉葉線と武蔵野鉄道の乗換駅だが、両駅の間は少し歩く

◆航空関係◆
■帝國航空■
・樺太へ行くとき山葉たちが利用した航空会社(106話「おかえり春菜・1」参照)
・国内線(幹線/地方)と海外チャーターなどを担っており、国策航空とすみ分けている
・Nippon Imperial Airways
・幹線は東京起点の場合、逢坂線、札幌線、福岡線、那覇線、樺太(豊原)線
・地方路線は東京、逢坂、那古野、札幌、福岡、仙臺、廣島などを起点に道内各地、東北各地、北陸各地、中国各地、四国各地、九州各地とを結んでいるほか、地方-地方の路線もある(樺太内の近距離空路は傘下の北極星エアコミューター=PAC=が行っており、帝國航空とのコードシェア便もある)
・コーポレートカラーは濃紺で、機体のカラーリングはボディー下半分と垂直尾翼が濃紺、ボディー上半分は白
・会社発足当初は国産4発旅客機「連山」とドイツ製4発機Fw200コンドルを幹線に、その他路線にはドイツ製Ju86と国産で双発の百式旅客機が主に用いられていた。現在は日米欧共同開発によるAe300、Ae320、Ae340といったアエロバス社製旅客機になっている

■日本国策航空■
・作中には登場しない
・国内幹線と海外定期路線を持つ政府出資のフラッグキャリア
・Japan National Airlines
・国内幹線は帝國航空と同様
・国際線はアジア、北米、欧州、豪州、南米、太平洋の島嶼へ多数の路線を持つ
・コーポレートカラーは日の丸と同様の赤と白。白いボディーで窓周りに赤いラインが一直線
・会社発足当時は欧米に無着陸飛行が可能な国産4発機「富嶽」とドイツ製6発機Ju390を欧州、北米線に、それ以外のエリアには連山、Fw200が用いられていた。現在は帝國航空同様アエロバス社製で、主要機材はAe330、Ae340、Ae350、Ae380などとなっている

◆電気ガス水道/電話/放送/新聞◆
■TTNドコデモ、KKDI、帝都テレコム■
・日本の三大携帯電話キャリア(63話「初詣」)
・TTNドコデモは逓信省が監督する帝国電話電信網の携帯電話部門。本体のTTNはさまざまな固定電話サービスやネットインフラ事業を行っている。TTNはTeikoku Telephone & Telegram Networkの略。今でも街中に電話局がある
・KKDIはTTNから分離された国際電話専門の特殊会社「KKD」だったもので、高速国際電話の略。携帯電話事業に参入してから「移動体通信」の「I(アルファベットのアイ)」を末尾に付加してKKDIとなった
・帝都テレコムは通信自由化で誕生した携帯電話専業の会社。最初は首都圏のみのサービスだったため「帝都」を社名に冠しているが、現在では全国規模になっている。KKDI、TTNに比べ電波が切れやすい

■逓信省■
・郵便事業を司る国の機関
・逓信の「て」のカタカナ「テ」を図案化して〒というマークを採用している
・郵便局では金融、保険業務のほか田舎では電信電話業務も行っている
・58話「アキバへ~各停も悪くない」で逓信貯金カードが登場する

■電力会社■
・作中には登場しないが、描かれているエリアに電力を供給しているのは帝國電燈という日本初の電力会社

■ガス会社■
・作中には登場しないが、帝都瓦斯という会社が担っている

■水道■
・作中には登場しない
・各市の水道局ないし事業局水道部がそれぞれの市域に供給している。彩ケ崎の場合は水道局

■テレビ放送■
・国営放送は「JHK」。「情報放送協会」の略。日本で最初にできた放送局で今では全国が放送エリア。当初のサービスエリアは関東だった。最初の放送局ということでコールサインにはアルファベット先頭の「A」が使われていたため首都圏では「AK」と呼ばれていた。そのため関東では今もJHKのことを単にAKと呼ぶ人が多い(ちなみに逢坂はBK、那古野はCK)
・チャンネルは1
・教育チャンネルもあり、そちらは3番
・御山が記念祭の資料集めで訪れた(76話「連休の2人」)
・公式キャラは「まいどくん」

・民間放送は下記の通り(地上波アナログ):
 チャンネル4「日の丸テレビ」
 チャンネル6「TBS(帝都ブロードキャスティング・コーポレーション)」
 チャンネル8「富嶽テレビ」
 チャンネル10「テレビ旭日(あさひ)」
 チャンネル12「帝都12チャンネル」
・これ以外にBS、CS、UHF、ケーブルテレビなどがある。近い将来、地上デジタルが始まるらしい

■ラジオ放送■
・国営のJHKが中波、FM、海外向け短波、潜水艦向け長波放送を行っている
・エリアにおける民間の中波(キー局)は文明放送、ラジオ・インペリアル、TBSの3局
・FM放送は全国ネットのエフエム帝都が東京一円で聴取できるほか、各県やそれより狭いエリアを対象とした局もある

■新聞■
・全国紙は「旭日」「東電(東京電報)」「報智」「興国」「扶桑経済」の5紙
・これ以外にブロック紙、県紙があり、番外編「遠足」に記述のある「帝都新聞」は関東一円をエリアとするブロック紙で、明治時代創刊の「皇都(みやこ)新聞」が母体となっている。伝統的に文化・芸能に強みを持つ
・プロ野球・産業ドラゴンズのオーナー企業でもある
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