①「妹の悪夢」施設/地名設定集~学校関係

文字数 3,943文字

■学校法人美咲女学校■
・みさき・じょがっこう
・美咲女子大や関係付属学校の運営母体
・系列大学は美咲女子大で、昔の美咲女学校。これ以外に北麗女子大(旧北星樺太女子大)もある。
・発足当時は美咲女学校のみだったが、数年後に樺太でも北星女学校の運営を始め、それが後の北麗に名称変更した
・系列中高は、美咲女子大付属神姫中学・高校、北麗以外に富山(神姫富山)、和歌山(紀伊神姫)、広島(安芸神姫)秋田(奥州神姫)がある。本家以外で上に大学があるのは北麗のみ
・ルーツは明治時代に在日ドイツ人が子女教育のために興した学校で、校門のアーチにドイツ語で「神は汝の子女を祝福する」と記されていたことが「神姫」という名称の由来だが学園名にはなっておらず、戦後にできた中学高校のみが名称に入れている(神姫の由来は10話「高校生活の始まり~入学式」参照)
・ミッション系ではない

■美咲女子大■
・みさきじょしだい
・元町駅北西にある
・現状では女子大のままだが、高校の共学化1期生が進学するときに共学化されるという。その際の学校名から「女子」が取れるかどうかは不明
・4年制で文学部、教育学部、外国語学部(独英仏露中)、経済学部、法学部、メディア学部、観光学部
・大学院もある
・短大には幼児教育科があり保育士になれる。そのため敷地内に附属幼稚園が併設されている
・本編中に記述はないが、大学なのになんと制服がある。正装扱いで着用必須ではないが、だいたいの学生は学内では着ている。かっこいいので登下校時に着ている学生もいるが、私服に着替える子もいる。制服と言ってもおしゃれなブレザーという見た目。エンブレム入りで濃いグレーのジャケット。同色のスカートはチェック柄。リボンはワインレッドで、短大はリボンが深緑。白いブラウスの角襟をジャケットの襟に重ねるのが流儀
・略称は咲女(さきじょ)=87話「絶望」参照

■美咲女子大付属幼稚園■
・みさきじょしだい・ふぞくようちえん
・大学の敷地内にある
・短大の幼児教育科の研修先

■美咲女子大付属神姫中学校■
・みさきじょしだい・ふぞく・かみひめ・ちゅうがっこう
・高校と同じ敷地にある
・戦後、高校と同時に開設された
・付属中とか神中(かみちゅう)あるいは「下の学校」と呼ばれる
・定員は2クラス80人ほど(全校で約240人)だが共学化で1クラス増やした(本編記載なし)
・一応エスカレーターで高校へ進める
・この中学出身者は高校では「内部生」と呼ばれる
・女子制服は高校と同じだが、スカーフの色がワインレッド
・男子制服も高校と同じだが、カッターシャツの色が高校が白であるのに対し、極めて薄い水色。これで高校生と混ざっても視覚的な判別は可能
・記念祭は中高大合同なので、高校の校舎に中学生も出入りしている=第77話「疑惑」参照
・体育会系以外の部活は高校と合同のものもある

■美咲女子大付属神姫高等学校■
・みさきじょしだい・ふぞく・かみひめ・こうとうがっこう
・戦後に中学と同時に開設された
・完全な学校5日制になっておらず隔週土曜が休み(19話「妹のホクロ」参照)
・女子校時代は中学が2クラス80人に対し高校定員は3クラスで120~130人なので、高校からの募集もある。共学化に伴い1学年5クラスになったので約200人(中学は1クラス増え3クラス120人)
・エスカレーターで美咲女子大に進めるほか、同じ系列なので北麗女子大にも進学可能。ただし樺太なので物好きでない限り進学先には選ばない
・クラスは1年から3年まで持ち上がり(73話「新しい席」参照)。特進クラスが設けられる2年生になると希望者はそちらのクラスに進むことになる。だが、N組にはそんな物好きはいなかった
・部活は生徒数が少ないので運動系は陸上、弓道、アーチェリー、バレー、フェンシング、水泳、剣道、空手、薙刀、テニス、野球
・野球部は男子。共学化3年目にしてやっと試合ができる人数が揃い、甲子園目指し県大会に出場することになる(102話「県大会に向けて」)
・アーチェリー部は40人ぐらい。ユニホームは白のポロシャツに黒の短パン(27話「ごみ捨て場」参照)。
・文化系は家庭部、茶道部、華道部、吹奏楽部、合唱部、ビッグバンド部、演劇部、美術部。掛け持ちも多いほか、運動系では選手不足の際には人の貸し借りも行われている模様
・体力差で運動部は中高別だが、文化系は中学生も同じ部活に入ることができるので、部員不足になることはない。
・軽音楽部、鉄道研究会、天文部、パソコン部、写真部もあるがいずれも同好会(軽音部、美術部、天文部=38話「恋敵の下級生・その5」で美砂の会話で初出、パソコン同好会=70話「秘密のブログ・その1」)、写真同好会は105話「心の隙間・その2」に記載
・コミック研究会は船橋も入っていたが人数不足で廃部になった(104話「船橋弥生の思い」)
・男子が少ないため、体育授業の一部はクラス合同で行うことがある(8話「御山との一件」に設定)。その際は女子も合同となる。
・授業の合間の休憩時間は10分(25話「先生の失踪」参照)
・教職員数は50人以上(26話「医務室の騒動」参照)
・体育授業で使う女子の短パンはえんじ色(27話「ごみ捨て場」参照)
・昔は家政科もあった(35話「恋敵の下級生・その2」参照)
・最寄りは甲武線の美咲元町駅で、学校は駅から離れた南側という位置関係。丘というか小山の頂上にあり美咲市街が一望できる。駅から1本道だが行きは登り坂、帰りは下り坂ということになる
・この道は学校が行き止まりになっているので、路線バスはすべて折り返し(終端がループになっている)
・路線バス以外にはお嬢様学校の名残でスクールバスも3台あり、学校と元町駅をシャトル運転しており運転手は女性(44話「沙貴子、馴れ初め~その1」)
・3台のスクールバスはドイツ人が興した学校という縁でずっとドイツ製を使っており、現在はメルセデスのシターロ。白いボディーに赤と黒のラインが入っているが、これは学校が創設された当時のドイツ国旗の色にちなんでいる
・学校と駅北側にある大学を結ぶマイクロバスもあるが、こちらもドイツ製(メルセデス・スプリンター)というこだわりようだ

■北麗女子高等学校■
・ほくれい・じょしこうとうがっこう
・樺太にある姫高の系列校。同じ美咲女学校グループ
・64話「妹の瞳」で春菜が転校することになるが、ここでは学校名は出てこない。名前の初出は82話「空いた席」。108年の歴史がある伝統校で、とても厳しく「良妻賢母」をモットーとしている

■美咲市立美咲高等学校■
・みさきしりつ・みさきこうとうがっこう
・かすみの姉の出身校
・山葉たちの落ちた県立彩ケ崎向陽よりランクの高い進学校
・早苗橋のたもとにある(67話「ワインレッドの傘」参照)
・呼称は「しみさき」あるいは単に「みさき」「みさこう」と呼ばれている
・小豆色2本線の入った白襟のセーラー服。身ごろ、スカートは紺

■彩ケ崎向陽高等学校■
・あやがさき・こうようこうこう
・こちらは県立で学業は中の上
・山葉や東城が落ちた学校(10話「高校生活の始まり~入学式」参照)
・地元では向陽とのみ呼ぶ
・紺ブレに緑色のチェックスカート
・2話「水着売り場」で校名初出

■美咲商業高校■
・みさき・しょうぎょうこうこう
・県立の商業高校
・2話「水着売り場」で校名初出
・略称は「さきしょう」
・紺ブレに紺のボックスプリーツ。銀色のリボンタイ
・元町駅近くにあるメイド喫茶でバイトしてる生徒もいるらしい(88話「穐山さんごめんなさい」)
・番外編「紫村姉妹の居候」でジェシカと一緒にバーガー屋でバイトしている千藤真紀枝の学校

■元町実業高校■
・もとまち・じつぎょうこうこう
・私立の実業高校
・23話「バイトでの騒動」に校名初出
・略称:じつぎょう
・名称から美咲元町の学校
・ダークグレーのブレザーに青チェックのスカート。青のリボン
・元町駅近くにあるメイド喫茶でバイトしてる生徒もいるらしい(88話「穐山さんごめんなさい」)

■武蔵高等師範付属女学校■
・むさし・こうとうしはん・ふぞくじょがっこう
・県立。いわゆる教育大学の付属女子中高
・23話「バイトでの騒動」で校名初出
・師範(しはん)と略して呼ばれるほか、一定年齢以上の人は女子高師(じょしこうし)と呼んでいる
・武蔵新橋が最寄り
・姫高が共学になる前は地元で人気を二分した人気校。制服が今でも着物に袴(23話「バイトでの騒動」に記述)

■葛野州学園高校■
・くずのす・がくえん・こうこう
・Fラン私立の不良高
・近郷近在のバカが集まっている
・23話「バイトでの騒動」で東城たちを襲う
・小錦理事長曰く「あそこの連中はこの街の面汚し」(24話「再び、涼子と一緒」)

■橘花女学院■
・46話「沙貴子、馴れ初め~その3」でバレー強豪だと分かる発言がある
・82話「空いた席」でも船橋の回想に校名が登場。所在地設定はないが、たぶん東京市内

■佐伯女学院■
・さえき・じょがくいん
・私立の中高一貫校
・64話「妹の瞳」で校名のみ登場。通学の電車の中でいつも美砂のことをじっと見ている娘がいるという。制服の特徴から佐伯ではないかとのこと
・美咲の隣町・太刀川にある

■内部生以外の出身中学■
・彩ケ崎中学   山葉、東城、春菜、美砂、かすみ、柏木
・彩ケ崎東中学  紅村、村本、西春、韮崎
・彩ケ崎南中学  御山、船橋、吉村
・美咲の中学   花家
・太刀川の中学  慈乗院
・未設定     鶯谷、野並、山本
・海外      ジェシカ、レナーテ

■お茶の池女子帝大■
・おちゃのいけ・じょし・ていだい
・東京市内にある女子帝大。かすみの姉が通っている(70話「秘密のブログ~その1」)
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