その２の補足　テンプレートは必要な所だけ埋めればいいと思う

もちろん、キャラクターの趣味や特技を
「決めちゃいけない」
という意味じゃぜんぜんないです。

とくに長編の場合。
ある人物が「釣りが好き」だったり、「泳ぎが得意」だったり、
そういうことが、別の人物との出会いの場を作ってくれることもあるし、
重要な伏線やアリバイになることもありますよね。

そうじゃなくても、直接は役に立たなくても、
キャラクターたちの趣味や特技や、容姿や体型を考えるのは、
たんに楽しかったりしますよね！
楽しいなら、どんどん考えちゃえばいいと思うんです。

ヒツジが言いたいのは、
キャラクターの属性のチャートを全項目埋める必要はないってことです。
埋めさえすれば小説が書けるような、
埋めなければ書けないような、
そういう指導をするハウツーは、いいかげんなくなってほしいってことです。

『プロットを作るか作らないか問題について』で書いたのと同じです。
プロットもテンプレートも、そういうの作れって言うと、
なんかすごいりっぱなアドバイスをした感がかもせるんですよね。
でも、意外に無駄だったりするんですよ。

「その２」で書いたように、短編や中編なら、あまり詳しい属性の設定は不要だし、
長編の場合も、今度はキャラクターの数が短編や中編にくらべて増えてくるから、

一人一人にそんなに細かく設定していられなくないですか？

必要なだけ、または、楽しくて苦にならないところまでだけ、
設定すればいいと思います。
だって本当に書くべきなのは、本文だから！