第3話

文字数 351文字

 なにせ、一期生。学校自体もすべてが手探りだった。留学先には、大学が提示したイギリス、オーストラリア、アメリカ、カナダがあった。何がおこるのか!?国によって物価の違いが当然ものをいう。
 大学からの提案は、すべての留学費用合計÷人数で、一律全員が同じ留学費用を払うという提案だった。これに、一部の人は猛反発。毎週毎週、大学と学生で会議を7時間、8時間にわたり重ねた。PRO OR CONではないが、平等であり不平等であった。イギリスとオーストラリアの学費の差は、当時で約3倍違っていた。
 イギリスでもOXFORDとBRADFORDで2倍の違い。学生自身に選択の自由はあったのだ。強いて言えば、TOEFLの点数制限があった。350点クラス、500点クラス、550点クラスだ。もめにもめたことを記憶している。
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