一文小説集「猫」等三篇

文字数 133文字

「猫」

 近所のペットショップで売れ残っている猫に、どうしても将棋で勝てない。



「親指」

 散歩中、霊柩車を見かけた中年男が、慌ててスマホを取り出し、実家に電話をかけ、「母ちゃん、親指!」と怒鳴り始める。



「席替え」

 席替えしてから、彼女の尻尾の先は左に曲がるようになった。
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