一文小説集「炎」等三篇

文字数 152文字

「炎」

 火葬場のゲームコーナーにある格闘ゲームは、炎を操るキャラクターが使えない。



「笑顔」

 母の墓石には、墓参りに来た人の笑顔を感知してシャッターを切るカメラが埋め込まれている。



「砂糖」

 そのご婦人は、喫茶店で、膝の上の骨壷にブラックコーヒーを一滴垂らした後、くすくす笑って、そのコーヒーに砂糖を入れた。
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