第1話 7
文字数 1,305文字
その時、俺の太腿に何か当たっていることに気付く。場所からするにそれは華丸の股間なので、さすがに俺はぎょっとした。
「え…華丸、お前、勃ってる?」
「……男なんだから、興奮すれば勃つだろ。」
華丸は、軽く上がった息のまま怒ったような低い声で言った。俺はそりゃそうだ、なんて熱に浮かされた頭で呑気に考える。
そして、同時に魔が差した。
服の上から尻を揉みし抱いただけでこんなになるなら、"これ以上"したらどうなる?
俺は華丸の尻から手を前に滑らせて、華丸のズボンのホックを外した。
「っおいバカ、大和、何考えてんだお前!本当に止めろ!」
「いやいや、さすがにこっちは触らねぇから…大丈夫だって。」
華丸が焦って体を押し退けようとするので、俺はすかさず緩んだズボンのウエストから背中を伝って腰に手を挿し入れ、そのままパンツのゴムの中まで一気に押し進める。
掌に人肌の独特な吸着感と温度が伝わり、ズボンの上からでは分からなかった華丸の肉の張りがはっきりと感じられた。
俺が直に肌に触れた瞬間、華丸はまた鼻から抜けるような声を上げて全身を震わせる。
その姿に俺もまた貪欲になり、右手の動きはより情欲を増していく。
「んっ、ぅ、はぁ…」
しばらくすると、華丸が俺のインナーの襟ぐりを握りしめ、身を捩り始めた。
その動きで腫れ上がった華丸の股間がさらに俺の太腿に押し込められる。
決定的な刺激が与えられないのでもどかしく感じているのだろう。
試しに、尻の割れ目に少し指を滑らせてみると、襟ぐりを握る手に力が込められ、期待の混じった吐息が俺の喉にかかる。
腰の辺りが、ゾクリと波打った。
(おいおい、嘘だろ。相手は華丸だぞ?)
俺自身の体もまた、この状況に興奮を露にしていた。衣服の下で、その欲望をぶちまけたいと頭をもたげ始めている。
戸惑いはしたが、もはやそんなものは今更の話だ。華丸の言葉を借りるなら、男なのだから興奮したら勃起するのは仕様がない。
そうして開き直った俺は、体を起こしそのまま華丸の上に覆い被さる。そして、間髪入れず横たわる華丸のズボンとパンツを一気に引っ張り下ろした。
「あっ!?何してっ、」
「さあ…何してんだろうなぁ、俺は。」
「は?あぅっ!」
俺はさらけ出された華丸の性器を掴み、ゆっくりとしごいた。
学生時代、旅行先の温泉でも断固として華丸は一緒に入ろうとはしなかったので、華丸のモノを見たのは正真正銘これが初めてだ。
それがまさかこんな形で迎えることになるとは思いもしなかったし、まして直に手で触れることになるなんて天地がひっくり返っても想像しようがない。
「あっ、んっ!んんっ、ふっ…んっ」
そして、俺にしごかれ、華丸がこんなによがって涙目になるだなんて、誰が予想できただろう。
何もかもが想定外過ぎて、頭で処理が追い付かない。そもそもアルコールでかなり馬鹿になっている今、考えられるのはただ己の本能が赴く先へ突き進むことだけだ。
華丸の性器が、動きの激しさを増す俺の手の中で硬く大きく変わっていく。亀頭の先から透明な液体が溢れて来て俺の手指を濡らし、上下に擦る度に粘着質な水音が鳴る。
そろそろ華丸の限界は近そうだったが、俺は一度そこで手の動きを止めた。
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「え…華丸、お前、勃ってる?」
「……男なんだから、興奮すれば勃つだろ。」
華丸は、軽く上がった息のまま怒ったような低い声で言った。俺はそりゃそうだ、なんて熱に浮かされた頭で呑気に考える。
そして、同時に魔が差した。
服の上から尻を揉みし抱いただけでこんなになるなら、"これ以上"したらどうなる?
俺は華丸の尻から手を前に滑らせて、華丸のズボンのホックを外した。
「っおいバカ、大和、何考えてんだお前!本当に止めろ!」
「いやいや、さすがにこっちは触らねぇから…大丈夫だって。」
華丸が焦って体を押し退けようとするので、俺はすかさず緩んだズボンのウエストから背中を伝って腰に手を挿し入れ、そのままパンツのゴムの中まで一気に押し進める。
掌に人肌の独特な吸着感と温度が伝わり、ズボンの上からでは分からなかった華丸の肉の張りがはっきりと感じられた。
俺が直に肌に触れた瞬間、華丸はまた鼻から抜けるような声を上げて全身を震わせる。
その姿に俺もまた貪欲になり、右手の動きはより情欲を増していく。
「んっ、ぅ、はぁ…」
しばらくすると、華丸が俺のインナーの襟ぐりを握りしめ、身を捩り始めた。
その動きで腫れ上がった華丸の股間がさらに俺の太腿に押し込められる。
決定的な刺激が与えられないのでもどかしく感じているのだろう。
試しに、尻の割れ目に少し指を滑らせてみると、襟ぐりを握る手に力が込められ、期待の混じった吐息が俺の喉にかかる。
腰の辺りが、ゾクリと波打った。
(おいおい、嘘だろ。相手は華丸だぞ?)
俺自身の体もまた、この状況に興奮を露にしていた。衣服の下で、その欲望をぶちまけたいと頭をもたげ始めている。
戸惑いはしたが、もはやそんなものは今更の話だ。華丸の言葉を借りるなら、男なのだから興奮したら勃起するのは仕様がない。
そうして開き直った俺は、体を起こしそのまま華丸の上に覆い被さる。そして、間髪入れず横たわる華丸のズボンとパンツを一気に引っ張り下ろした。
「あっ!?何してっ、」
「さあ…何してんだろうなぁ、俺は。」
「は?あぅっ!」
俺はさらけ出された華丸の性器を掴み、ゆっくりとしごいた。
学生時代、旅行先の温泉でも断固として華丸は一緒に入ろうとはしなかったので、華丸のモノを見たのは正真正銘これが初めてだ。
それがまさかこんな形で迎えることになるとは思いもしなかったし、まして直に手で触れることになるなんて天地がひっくり返っても想像しようがない。
「あっ、んっ!んんっ、ふっ…んっ」
そして、俺にしごかれ、華丸がこんなによがって涙目になるだなんて、誰が予想できただろう。
何もかもが想定外過ぎて、頭で処理が追い付かない。そもそもアルコールでかなり馬鹿になっている今、考えられるのはただ己の本能が赴く先へ突き進むことだけだ。
華丸の性器が、動きの激しさを増す俺の手の中で硬く大きく変わっていく。亀頭の先から透明な液体が溢れて来て俺の手指を濡らし、上下に擦る度に粘着質な水音が鳴る。
そろそろ華丸の限界は近そうだったが、俺は一度そこで手の動きを止めた。
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