前半

文字数 451文字

石川県のジンベちゃんは、新年の震災のせいで死んじゃったんだって……

頑張って生きていたのにね……。

やっぱり、生きててくれてるうちに早く会いに行かなきゃダメなんだよね!

ミコトと山あざらしのサンは、大阪のジンベイザメに会いに行くことにしました。
いってきまーす!
 子供だけでも泊まれる宿泊所(保護者が予約するユースホステル)です。
明日はジンベちゃんに会える! 楽しみ~
わくわくだな!
この時、彼らは明日の惨状をまだ知らなかったのです……。
現地に着いたら大雨。しかも、入場制限のため中に入れるまで3時間待ち!
侮ってたぜ、海遊館……!
30分くらい並んで入場券をゲット!
チケット買えるまで3時間並ぶのかと思ったけど、そうじゃなかったから良かった~

逆に言うとあと2時間もあるんだから、

その時間いっぱい使ってた~っぷり休めるな!

海賊船の中にいるみたいなお店だね~
デザートは山あざらしのオレンジクリームソーダだって
通なもん出す店だなぁ

※フィクションです。この店でそんなメニューは出ません。

そもそも山あざらしは共食いしません。

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  • 食べられたくない山あざらしは人間に化けることにした

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  • 写真絵本 ふたりの夢を叶える旅

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登場人物紹介

名前:山あざらしのサン


謎の生き物。山あざらしという種族は人間に生贄として食べられることを栄誉と考えているが、サンだけは「そんな根拠のない言い伝え信じないぞ!」と生贄を拒否。化け狐に習って変化の術を習得して、人間に化けて生き延びることにした。

山あざらしのサンが人間の少年に化けた姿

名前:竹屋 海琴(たけや みこと)


生贄になったサンを食べるはずだった、孤児院暮らしの女の子、ミコト。

サンが食べられたくないのを知ると、「だったらあたしの相棒になってよ!」と、共に暮らすことにする。

天涯孤独で、ちょっとだけ心が壊れている。

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