Girl Meets Boy
文字数 5,119文字
水曜日、約束の時刻。
太義は時間に合わせて教会のドアーから適当に奥まで進んだら出て来る休憩空間にあるテーブルの一台で席に着いた。一般的な待ち時間である15分を二回過ごし、全部で30っ分を待った。続はまだ姿を現れなかったままなので、最初の15分ほど経ったところから続に連絡を行った。
今どこ?
今行ってる。10分くらい掛かる。
続の返事は3分の後で入った。太義は続が早く来れるように望みながらまた10分を待ち始めた。
「。。そろそろ疲れるところにもなるか。。」
続は呟きながら太義へと足を運び始めた。実は彼は、太義が来るおよそ10分ほど前、とっくに教会に着いていた。太義が教会に入って席に着くまでずっと死角地帯である2階への階段の辺りで見詰めていた。相当に無礼な事では既に知っている。そこまでかと言われるほど人に疲れてた続にとって、人を見知る方法の中でも極端過ぎるな仕方だ。だが、そこまでやってる事も理由はある。先に連絡が入った事と、その人が異性である事が合わせて無視できない存在になったからだ。続にとってあのような人たちは緊張しながらひそかに縁を切る対象かあるほど信用できる人、その二種類の中の一人であるからだ。大抵5分くらい後で連絡をするか、30分ほど待った後疲れ去るか、約束時間にいないことを確認し直ぐ出るか、そうしている人たちが伝染病を病むようにする反応であった。何時もあのような目になってい続にとって、太義のあれは対してよくある事ではなかった。人と人の出会いとして接する彼のこの態度を理解する人はあまり居ない。当然のことだが続自身も、他の人たちもそんなところについては気にしない。人それぞれの意味でだ。
時間が十分でも言えるほど経った。凡45分くらいなるから元の約束時間から一時間近くまで遅れたことになる。これから待たせるのは人間的に礼儀ではない事になる。続は太義へと足を向かった。
太義は直ぐ続きの姿を確かめた。手を少し上げて歓迎する意味の挨拶をした。
「こんにちは。」太義が先に話しかけた。
「や、なんで呼んだ?」続が答えた。
「信仰についての話をしたいと言ったじゃん。」軽く微笑みながら言う太義。
「ああ、遅れて悪い。ちょっとどこか寄って来てな。」
「あ、そう。。」
「で、話したい事とは。。?」
「あ、そうそう。最近ね、。。代々守は教会の事、どう思う?」
5秒という手短い沈黙の後、代々守は笑顔しながら言った。
「。。教会?まあ、良いんじゃない?いい雰囲気だし、ポシティブだし、人達の交じり会いも結構良くてな。」
太義はそれをいささか疑わしい顔で聞きながら再び聞いて見た。
「。。。本当にそう思う?」
「。。。ええと、。。だから、。。全部良いけどさ、」
続はにこりと笑いながら答えた。
「俺さえ無ければ良いと思うんだ。はは~」
擦れ違うように出した返事だから発音が良いとは言えなかった。上手く聞けなかった太義は又聞いた。
「え?最後に何て?」
「ああ、気にするな。半分くらいは冗談だったから。」
「いやいや、それでも聞かせて。良く聞こえなかった。」
「。。。。。」
硬くなっていく太義の表情に対して少し困った笑顔に変わった続。観念したように答えた。
「いや、まあ、。。何もかも良いが俺さえ無かったら言い、ってな。。」
「何だ、そりゃ~」
あっけない笑いの太義であった。
「朝切、お前はどう思う?」
虚を突いたような顔の太義。答える前に黙す立場が続から太義へと移した。
「。。。それについて話したかった。」
「?。。。。」
笑顔が消えたのは太義だけではない。続の顔からも、何かが有るという事を気づいたように微笑みが消えた。深刻に成っていく二人。8秒間の静寂が経った。沈黙を初めて破ったのは依頼人の立場とも言われる太義であった。
「最近の教会ね、何か変に感じる。何時もと同じだけど、何なのかは分からないが何かが合っていない。代々守、本当に今の教会の事が良いと思う?」
「。。どんな答えが聞きたい?」
「代々守が本に思ってる通りの答え。」
「。。。はあ。。。。。。」
何かにつけて掛けて来る広告電話のように、諦めず又入りよった沈黙。今度は少し長かった。19秒の静寂の後、続は話し出した。
「正直、極めて良くないと思う。」
「。。。。。。。」
「けどさ、こんな話、先ず牧師先生達に聞いてなかった?何て?」
「皆さん忙しいかもしれないが、返事がなかった。」
「。。。。。。。。。。」
「一か月間ほど返事を待ってた。が、何も聞こえなかった。」
「それはなかなか、。。それで、何か問題があると思ったのか?」
「いや、そういう問題じゃなくてね、。。」
困ったように左手で耳側の髪の毛を一度耳の後ろになで下ろし、こめかみに手をついた太義。質問で続に困りを伝えた。
「私が変なのかな?考え過ぎるのではないか、そんなところまで思うんだ。」
「考え過ぎる、か。。」
「そうしていたら異端にまで成れるかも知れないし。」
「え?そりゃまた何の話?」
「。。。。。。」
太義の二度目の沈黙。続は胡散らしい表情で続きを待っている。太義が再び口を開けて話し続けた。
「最近の教会ね、良い雰囲気だし何かいい感じで回ってはいるが、何を信じでいるのか分からない気がする時が多いんだ。」
続は傾聴者の顔をした。太義は続けて話した。
「お寺や神社、イスラムテンプル等の処へ行ったらその宗教の信者達が何を信じているのかを確実に分かるけど、教会に通う人たちは一体何を信じるのか分かれない。何かをまじめにやってるけど、何の為なのか気づけないのが相談したい事の最初の一つでね、」
ふうん、と鼻声で同意を表す続。
「一緒に通っている人たちを見たらね、皆一緒に信じているように見えるわけにはあるけど、その中で人たちがそれぞれ一人で信仰生活をしてるように見えるの。だったら何故私たちは教会という名の建物で集まってるのか、という思いも付くしね。でも、あんなように考え過ぎたら異端に成りやすくなるじゃない?だけど気になり過ぎて、もやもやしないように話を聞きたかった。その中でもそれなりに真剣そうな代々守、お前が何か知らないのか聞きたくて、ね。」
「。。ええっと、先ず話したい事は、ね。。」
今度は続が答える番だ。考えを纏める表情だ。
「俺たちが信じるキリスト教の信仰生活にとって‘考え過ぎる’という表現は無いんだ。」
予想外の返事であったか、太義の目が丸くなった。
「聖書の中で躯体的に何処かは忘れたが、新約聖書で真の信仰の中で立っているのか自ら試しなさい、という節がある。」
「そんな事が書いてた?」
「ああ。それはな、自分が信じているのが本物かどうか、気が済むまで悩んでみなさい、という意味なんだ。だから考え過ぎると異端に成りやすいというのは話にならない。」
太義の顔が再び胡散らしいものを見た標準に変わっていく。続はもう少し詳しく説明する。
「だから、えっと。。、考えて見。聖書とか信仰を真面目に考えてたら元の意図から外れるんだ、ってちょっと可笑しくない?」
「どう、かね。。。?」
「分かりやすく例えばさ、教会で信仰について最も多くて詳しい内容を知っている人たち、と言ったら誰?」
「牧師先生や伝道師先生たち。」
「あのような方々は真面目に信仰について学んだり、研究したりしたからあの場に居て、日曜日は講壇で説教話を語れるんだ。だが考え過ぎると異端に落ちやすくなると言ったら、誰よりも異端から近いと言える人たちは外の誰でもなく、教会で導く牧師先生、伝道師先生たちになる訳だ。そう言ったら話にならないのだ。もうちょい飛躍的に見ると、俺たちは今異端宗教を信じていることになるんだ。」
「。。。。」
「しかしそうではないことは俺たち自分自身がよく知っている。どうしてあんな虚言が人たちの間で常識的に受け入れるようになったか知らないが、疑わしい事が出来たら不問に付するより疑って見。俺たちが信じてることが本物であれば、あんな疑い幾らしたって消えたり変わったりしないんだろうな。気が済むまで疑ってもそれが正しい、という結論が出たらそれこそ真実、真理という事なんだ。」
太義は複雑な表情をした。続は話をどう進もうか悩みながら話し続けた。
「何を信じているか分からない、と言った事だけどさ、実はお前が正しく見てたんだよ。信仰という事に熱中し過ぎて、信仰そのものが信じる対象となったんだ。」
これは又何の話なんだ、という太義の顔に気づいた続。話を進もうと思ったら、
「それは一体何のこと?」
予想通りの反応ではあったが実際言葉で聞くとは思って無かったゆえ、1.5秒くらい笑い出した。
「ははは。だから、」
続は続いて説明する。
「詰まり信じることに意味を持ち過ぎて、その対象が神様から‘信じる’、という行為になった話。」
「‘信じること’、を信じる、と?」
「ああ、神様を信じずにな。」
「。。。。。。」
11秒の沈黙の果てで、太義は答えた。
「。。だからあれがそう感じられたんだ。。」
「人たちが皆で孤独に信仰生活してるように見えると言うのは何の事?」
「あ、それはね、」
太義は再び耳の後ろに髪をなで下ろした。
「お祈り会でかんじたんだ。人たちそれぞれ、自分のことのためだけ祈るとこを見ててね。」
「ああ。。そうだね。。」
「雰囲気は物凄く散らばっていて私はあまり好きではないじかんだけど。。」
「ああ。。。」
続は少し考えた後、言い出した。
「救われるかどうか自体については、確かに個人に関する問題だけど、信仰生活についてはそうならないよ。」
「え?それて何の事?」
「そもそも教会というものは建物の中一つじゃなくて、神様を信じる人たちが集まった共同体なんだ。共同体で個人行動はトイレへ行く時だけだ。朝切、お前が言った通り皆が孤独でしている信仰生活も、実は聖書の目で見れば望ましい事ではないさ。」
「教会は共同体だ、って?」
「だから‘教会’という単語の中で‘会う’という漢字が使ってるのじゃん。」
「あ。。。」
「まあ、それで悪くない返事になれたかな?」
「。。。。。」
「。。。。。」
静寂。今回のものは20秒ほど経ってから破った。
「何か。。頭痛い。」
太義だった。
「最近こんなの考えてる人たちあまりいないからな。神学専攻者なら別の話でけどさ。」
「じゃ、どうすれば良いの?信仰生活、て、どうするべきなの?」
同じ言葉の繰り返しかよ、と思う続。それについての答えは教科書のようなものだけしか無いからそれを言う。
「聖書を読むんだな。そして聖書が言う通り生きるしか無い。」
「。。。それしか、他の方法は無い?」
「他に何があると思う?それしか無いよ。お祈り?お祈りも良いとも言えるけど今頃みたいにお祈りが口で騒ぐ音でしかないこの世の中では、それまで悪用される。聖書による御言葉の中に立つ事が先なんだ。」
5秒間の沈黙後、太義が口を開けた。
「代々守、お前ってさ、自覚しているとは思うけど礼拝時間の時態度が悪いことで有名なので正直私もお前のことを別に良く見てなかったけどさ。。実際このように話し合ってみたらそうでもないらしいね。見直したわ。」
「。。。。。。。」
照れ臭いか、それとも気が落ち着かないか苦そうな顔で頭をかく続。8秒くらいの後言い出した。
「まあ、聖書読みながら知らないこと出たら聞いて見て。俺も知らないもの多いけど、確実に知っている事だったら教えてあげるから。」
「うん。。」
気づまりな30秒の静寂が経ち、続が言い出した。
「今日は外に予定ない?」
「?今何時?」
「午後4時52分。まもなく5時になる。」
「!?」
「。。。。」
「別に他の予定は無いけど、どこか食べに行こうか?私が奢るよ。」
「いや、俺もすぐ行くべき場所があって、有り難いが今日は結構。また今度にする。」
「そう。。」
続が先に席から立った。
「遅れて悪い。」
「ううん、今度相談させて頂いたら遅れないで欲しい。」
「ああ。。そうするようにする。」
午後5時定刻、二人はそれぞれ家に戻った。