第3話
文字数 334文字
14
彼女の身を守り役目を果たした自作の御守りを手に取る。
「ボロボロになっちゃたなぁ。」
特別な御守りだったのに。残念だ。
「さて、君は・・・どうしようか。」
「ちっ違ウんだ!知ラナかっタんだ!」
言い訳をする物の怪を静かに見る。
「知ってるか知らなかったかは問題じゃない。」
「や、やメてクれ」
「やめない。」
ぐちゃっと音が鳴り、物の怪は肉塊となった。やはりこの世界はダメらしい。この世界は危険と隣り合わせだ。花梨ちゃんと僕だけの世界を作るべきだったのだ。そうしたらかりんちゃんにとって危険なものは全てなくなる。そうだ。最初からそうすれば良かったんだ。
「消しちゃおうか。」
その為には力が必要だ。花梨ちゃんとこの町に越してくる前に力はほとんど使ってしまったから、だからまた蓄えないと。
彼女の身を守り役目を果たした自作の御守りを手に取る。
「ボロボロになっちゃたなぁ。」
特別な御守りだったのに。残念だ。
「さて、君は・・・どうしようか。」
「ちっ違ウんだ!知ラナかっタんだ!」
言い訳をする物の怪を静かに見る。
「知ってるか知らなかったかは問題じゃない。」
「や、やメてクれ」
「やめない。」
ぐちゃっと音が鳴り、物の怪は肉塊となった。やはりこの世界はダメらしい。この世界は危険と隣り合わせだ。花梨ちゃんと僕だけの世界を作るべきだったのだ。そうしたらかりんちゃんにとって危険なものは全てなくなる。そうだ。最初からそうすれば良かったんだ。
「消しちゃおうか。」
その為には力が必要だ。花梨ちゃんとこの町に越してくる前に力はほとんど使ってしまったから、だからまた蓄えないと。