第7話 天の川:命の使い道を考える

文字数 140文字

イヤホンから、君の声が聞こえる。東京の西の方でも、天の川は見えなかった。あのとき見栄を張らずに、視界情報を共有してもらえば良かったよ。タイミング良く、君の苦笑が聞こえた。

スケジュールを知らせる曲が、データ内の君の声を掻き消す。

残り全部の命を使って。

君の遺灰を、そこへ撒きに行くか。
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