第1話
文字数 464文字
とある遊園地のレストランである。シャウラは髪、そして口紅、爪と飲み物も赤で揃え、ウヴァロイトの前で頬杖をついている。ウヴァロヴァイトは一番の部下であるルチルのプリンを、このレストランにおいても運んで寄越させ、大好物であるそれに舌つづみを打っていた。
「頭に穴が開いたボディガードを前に食事をするなんてな」
二人の間には一人の男、ウヴァロヴァイトのボディガード。が倒れている。口を開け、そして額に赤黒い穴を開けた状態で。
「命まで奪うつもりはなかったのよ? ただ、私のこと睨んで来るから、ちょっと撃ったら、死んじゃっただけ」
撃ったシャウラ本人がそう言うならそうなのだろう。と、ウヴァロヴァイトは思うことにし、その状況を微笑んで受け流す。
この業界で、「そう思った」ら、証拠も何もいらない。睨んだことに悪意があろうがなかろうが、シャウラの意志がどうであろうが。
事実として、彼はもう死んでいる。それだけだ。
「まぁ、いいさ。代わりは幾らでもいる」
「さすがねぇ、大きな組織のボスさんは違うわ。心が広いんだから」
「頭に穴が開いたボディガードを前に食事をするなんてな」
二人の間には一人の男、ウヴァロヴァイトのボディガード。が倒れている。口を開け、そして額に赤黒い穴を開けた状態で。
「命まで奪うつもりはなかったのよ? ただ、私のこと睨んで来るから、ちょっと撃ったら、死んじゃっただけ」
撃ったシャウラ本人がそう言うならそうなのだろう。と、ウヴァロヴァイトは思うことにし、その状況を微笑んで受け流す。
この業界で、「そう思った」ら、証拠も何もいらない。睨んだことに悪意があろうがなかろうが、シャウラの意志がどうであろうが。
事実として、彼はもう死んでいる。それだけだ。
「まぁ、いいさ。代わりは幾らでもいる」
「さすがねぇ、大きな組織のボスさんは違うわ。心が広いんだから」