第27話 使用したウォッカ ウィルキンソン ウォッカ

文字数 665文字

 ウォッカは癖のない酒なので、あまり飲んだことがない私には銘柄ごとの違いが良くわからない。ただ、後に残らないクリアな感じは好みの部類に入る。

 200~350mlで、値段が500円にも満たず、癖がなさそうなものということで、ウィルキンソンのウォッカを選定した。これ単体で飲むというよりも、カクテルのベースなどに使うことを想定しているもののようだ。
 ウォッカはジンなどと違って特別な香り付けをあまりせず、純粋に近いレベルのアルコールを加工して作る。そうした意味では、癖のないタイプの製品の方が、ウォッカらしい味を出す可能性に期待出来ると判断した。

 さて味見をしてみる。ウォッカは今まで何度か飲んだことがあるので癖がない味ということは知っていたが、ウィルキンソンのものもやはり同様だった。
 他の酒と同じようにスピリッツらしい力強さがあり、他の酒よりも「アルコール」な感じが強い。消毒用エタノールなどの、嗅ぐだけでスッとするような、薬臭い甘さが含まれている。

 度数自体は40度なので他と大して変わりがないのだが、他の香り成分が少ないためか、エタノールの香りが隠れずに届いてくる。それで飲みにくいとかきついかと言われると、意外とそうでもない。
 製品のページには「ほのかに甘く、まろやかですっきり」と書かれてあるが、あながち嘘ではないと思う。
 
 カクテルのベースにされることも多いとあって、梅酒にしても無難なものであることは間違いない。飲用アルコールとしての質はホワイトリカーよりも高いと思うので、おそらくは“普通においしい”物になりそうだ。
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