第1話 フレンドレベル:知り合い

文字数 7,607文字

金沢は雨の街だ。
「弁当忘れても傘忘れるな」なんて言葉があるぐらい。
今朝も弱めだけども、雨雲から小さい雫がシトシトと降り注いでいる。
先週まで満開だった桜もすっかり散ってしまい、綺麗なピンク色の水たまりをあちこちに作っていた。

戦災に遭わず、昔ながらの細い道が入り組む金沢。
街中に通勤する人のほとんどがバスを利用している。
中心街には電車は走っていないし、2車線しかない道路も通勤時間帯は1車線がバスの専用レーンとなり、一般の車は大渋滞だ。
特に今日みたいな雨の日は渋滞に拍車がかかっていて、バスの時間も遅れ気味。
この時期バスの中は新品の学生服に身を包んだ新入生や、しっかり折り目の付いた真新しいスーツ姿の新社会人たちの姿も見え、混み合っている。

僕はバスの中では今どき少数派、というか絶滅危惧種になっている気がするが、紙の本を読んでいる。
前の晩、眠りに落ちる直前まで読んでいた本を捲ると、仕事に関するモヤモヤや心配事を少しだけ忘れさせてくれる。
バスが揺れ、ふと読んでいた本から顔を上げる。

おっ、混み合った車内にも関わらずサラリーマンの男性がポケモンGOをしているぞ。
片手で吊革に捕まりながら、もう片方の手で器用にもスマホを操っている。
スマホ上で親指を滑らせ、ポケモンを捕まえるためのボールを画面上部のモンスターに目掛けてポイっと投げる。
1回、2回とボールがバウンドする。
3回目にピカッと画面が光ってポケモンゲット。
ポケモンにボールを投げて、ボールが3回弾むまでにポケモンが逃げなければそのポケモンを獲得できる。
ボールが弾んでいる最中に、ポケモンがボールから逃げてしまうこともあるのだ。
男性が捕まえたのは鳥のモンスター。ポッポかな、オニスズメかな。
30才前ぐらいのその男性は、捕まえたモンスターの一覧をスクロールさせている。
僕も最近ポケモンGOを再開したが、混雑するバスの中ではせわしないので本を読む。

子供の頃はゲームボーイで、ポケモンの金銀を一生懸命遊んだ世代。
2016年ポケモンGOが配信された当初のブーム時は、懐かしさもありすぐにダウンロードした。
だけどポケモンにボールを投げるだけ、というシンプルなゲームにすぐに飽きてきてしまい、他の多くの人と同様にポケモンGOを立ち上げることはなくなった。
それから仕事が忙しかったこともあって、すっかりポケモンGOのことを忘れていた。

そんな頃ある晴れた休日に近所の公園の前を通ったら、人だかりができていた。
70歳近いと思われるお年寄りから、小学生ぐらいの子供、親子連れ、中年の男性と幅広い年齢層がスマホの画面をタップしている。
何かな?と思ったら、子供がはしゃぎながら、「グラードン、ゲットした!」「やったー!!色違いだ!」と喜んでいる。
ポケモンGOで遊んでいるらしい。
『グラードン』とは僕が小学生の頃、友達とポケモンを遊んでいた時に現れていた親玉的なモンスター。
20年近くの時を経て、今の小学生が同じモンスターを捕まえて喜んでいるのを不思議な気持ちで眺めた。

僕もつられてスマホを取り出し、何か月ぶりかにポケモンGOを起動した。
ポケモンGOの世界では大きな公園や寺院、有名な建物などに、「ジム」と呼ばれる仮想な建物が建てられており、そこでポケモン達のバトルが行われている。
戦いに勝ってポケモンをジムに配置すると、防衛し続けた期間に応じてゲーム内で利用できる通貨の「コイン」が貰える。
そこまでは僕も知っていたが、今そのジムではグラードンが雄たけびをあげていた。
集まった人々はグラードンを捕まえているようだ。
画面の中のグラードンの足元には、数字が「5」と表示されている。
バトルに参加しようとしている人数らしい。

よくシステムがわからないままに数字をタップすると、僕もバトルに参戦できた。
既に参加済みの人たちが画面上に表示され、ニックネームとレベルが並ぶ。
アバターと呼ばれるゲーム内の分身は、色とりどりの格好をして華やかだ。
僕のレベルの18は表示されたメンバーの中ではとりわけ低く、多くの人は30半ばから40までのレベルが多い。

戦いまでのカウントダウンが進み、カウントがゼロ秒になると戦いが始まった。
グラードンの攻撃に僕の出した弱いポケモン達はあっという間に倒され続けたが、他の参加者のポケモンが強かったおかげで何とかグラードンを倒すことができた。
倒した後は「ゲットチャンス」が始まった。
スマホの中で荒ぶるグラードンに対して、白色のボールを投げる。
これに成功して初めて倒したポケモンを、自分のスマホ内にコレクションすることができのだ。
普通に歩いている際に現れる「野生のポケモン」は簡単にボールに収まってくれるが、伝説のポケモンであるグラードンはそう簡単には捕まらない。

8球あった白いボールはみるみる減って、最後の1球。
これを外せばせっかく倒したグラードンに逃げられてしまう。
えい!と力を入れてボールを投げた。
祈りを込めてスマホ画面を見つめる。
グラードンを捉えたボールが1回弾む。心臓の鼓動が速くなる。
2回目のボールが弾む。思わず目を瞑る。
目を開けると、3回目でボールが輝いた。
「やったー!!」思わず心の中で叫ぶ。そして小さくガッツポーズ。
子供の頃に憧れていた伝説のポケモンをこの手にゲットできた高揚感。
これは確かに興奮する。
面白い!

ふと視線を感じてスマホから目を上げると、赤い細身の自転車に乗った女性が口に手を当てて笑いを堪えていた。
途端に顔が赤くなる。
ポケモンをゲットしてガッツポーズをとる33歳のおっさん。
これは確かにイタい。イタすぎる。。。
女性は何事もなかったかのように自転車を漕ぎ始め、犀川沿いのサイクリングロードを颯爽と駆けていった。


そんな出来事があってから、運動不足解消も兼ねてポケモンGOをプレイする生活が始まった。
ポケモンGOは僕が休んでいる間に沢山の機能が増えて、当初退屈と感じたゲームからは大きな変化を遂げていた。
老若男女、ライトなユーザからヘビーなユーザーまでが楽しく遊べる、趣向を凝らしたイベントが矢継ぎ早に繰り広げられている。
数百種類いるポケモン達には、ドラゴンタイプや水タイプなど、それぞれに「タイプ」が分かれている。
1週間や2週間の間、特定のタイプに属するポケモン達が集中的に現れるイベントが開催され、普段なかなかお目にかかれないポケモン達が街中に溢れかえるのだ。
そういえば明日からも、虫タイプのポケモンが大量に出現するイベントが始まる。
週末はかまきりに似た「ストライク」というカッコいいポケモンを、沢山取りたいなと計画中。

ゴトゴトとバスはカーブで小さく揺れ、僕は視線を手元の本に戻した。
しばらくするとバスはようやく街中の渋滞を抜け、近江町市場前を通って金沢駅に到着した。
金沢は城下町。
金沢城を中心に発展した街で、香林坊や片町といった繁華街は金沢駅から車で15分ほど離れたところにある。
僕が子供の頃の金沢駅前は何もない寂しい場所だった。
しかし北陸新幹線の開業が決まってからはどんどん様変わりし、大きな鼓門(つづみもん)を初め、今では観光都市の玄関に相応しい、立派な装いの駅前に整備されている。
いまだ外資系も含めた色々なホテルの建設ラッシュが続いていた。

僕の職場はそんな金沢駅から歩いて10分の場所にある。
今50歳の所長が38歳の時に独立して立ち上げた、総勢5名の小さな建築の設計事務所だ。
古い金澤町家が家主の高齢化に伴い、ただ取り壊され続けるのを防ぎたいとの想いで、金沢の町家を中心に設計作業をメインで行っている。
観光需要の高まりを受けて、町家の改修は大変忙しい。

金沢駅の周辺はポケモンGOのジムが乱立し、金沢の中でも一、二を争うポケモンGOのメッカになっている。
バスを降り、取り出したスマホでポケモンGOを起動する。
ポケモンをゲットするためには、先ずポケモン捕獲用のボールが必要だ。
そのボールを集めるため、「ポケストップ」というバス停を大きくしたようなデザインのゲーム上のモニュメントを指でくるくる回す。
そうするとポケモンをゲット可能なボールや、バトルで傷ついたポケモンを回復させるための薬などが、わらわらと入手できる。
ポケモンGOのプレイはこのようにボールを集めて、集めたボールでポケモンをゲットする、というのが基本的な流れだ。
ボールはよく枯渇するので、朝に金沢駅周辺で集めて、夜帰宅時に使う。
これが僕の日課になっていた。
今日も幾つかのポケストップでボールを確保し、職場に向かった。

「ふー、疲れた」
誰ともなく言って、缶ビールのプルダウンを開けた。
30過ぎての実家暮らし。
母が作ってくれたおかずをつまみに晩酌をする。
今晩は母が近江町市場で買ってくれたお魚で豪華な晩酌だ。

何気につけたテレビはニュースの音声だけ聞いて、スマホでポケモンGOを立ち上げる。
ポケモンGOでは自分のスマホ内で保有できるポケモンの数に制限がある。
保有数の上限はある程度までコインで増やせるが、いらないポケモン達は整理しなければ、すぐに保有数いっぱいになって溢れてしまう。
今日捕獲したポケモン達の中から、取得済みのいらないポケモンを選び、博士に送る。
いらないからといってポケモンを「捨てる」のではなく、博士に「送る」ことにより、手元から居なくなるという仕組みだ。

テレビのニュースがスポーツ枠に変わって、アナウンサーの声が賑やかに切り替わった。
現在僕は父と母との三人暮らし。年下の弟は先に結婚して隣の富山県で暮らしている。
父は自分の部屋に籠って、本のページを捲っているはず。
僕の本好きは父の影響だ。
今頃はウイスキー片手に、活字の世界をゆっくりと旅していることだろう。

ビール派の僕も昔は食後にビール片手に本を読んでいたが、最近はポケモンGOで忙しい。
ポケモンやボールの整理。そして次にどんなイベントがあるのかの情報収集。
スマホやモバイルバッテリーの充電などなど。
毎日のルーチンにすっかりと組み込まれてしまっている。

母が台所から、ごはんとお味噌汁を持ってくれた。
「今週末は休めそうなの?」
「そうだね。先週の施工で一山超えたんで、しばらくは大丈夫そう」
最近仕事で夜が遅く、休日も休めない日が続いていたので、母が心配して聞いてくれた。
「それはよかったね。今週末は久々に天気がいいみたいよ」
そう言って、母は展覧会が近いという「習字」の練習に戻り、キッチンテーブルで筆を取る。
インドア派の父、息子と異なり、母は60近くになっても習字や空手の習い事や、地域のボランティアなど、家の外でパワフルに活動している。
休日は天気が良くても、先ずは図書館か本屋という僕とは正反対だ。

日曜日、母の言っていた通りの快晴。
朝食を済ませポケモンGOを立ち上げると、近所の大きな公園のジムで、15分後にレイドバトルが始まるのを見つけた。
レイドバトルというのが、グラードンのように親玉モンスターをみんなで倒すイベントだ。
数時間おきにジムの上に「タマゴ」が出現し、カウントダウンが進み、時間になると親玉モンスターが現れる。
どのモンスターが現れるかはタマゴが割れるまでわからない。

強いモンスターは一人では倒せないので、何人かがそのジムに集まる必要がある。
何人必要かは、その親玉モンスターの強さと、集まった人たちのレベルによる。
みんながお目当ての強いモンスターを倒すには、少なくとも3人、耐久力が高いモンスターだと7人ぐらいの人数が必要。
その大きな公園は駐車場も広く、たいがい倒せるだけの人数が集まる人気のジムだ。
素早く歯を磨き、つっかけをひっかけて早歩きで公園に急ぐ。
桜の季節が終わり、新緑が煌めいている。
気持ちのいい日差しが辺りを包んでいた。

ジムに到着すると、バトル開始3分前だ。
見回すと既に10人以上は集まっているだろうか。
近所の人が多いのだろう、よく見かける顔もいる。
親子連れや、おばさまの2人連れなど、複数人で楽しそうに話している人たちも多い。
ポケモンの世界ではポケモンを捕まえたり、戦わせたりする人のことを「ポケモントレーナー」という。
ポケモンをトレーニングする人という意味かな。
そしてポケモンGOでは僕みたいに誰ともつるまず、一人で遊んでいる人のことを「ボッチトレーナー」と呼ばれている。
「ひとりぼっち」のトレーナーの意味だ。
僕みたいな30代以上の男性のボッチトレーナーが、ポケモンGOのプレイヤーの半分以上を占めているんじゃないだろうか。

今から始まるレイドバトルで出現するモンスターは「レックウザ」という人気のポケモン。
その中でも稀に入手できる「色違い」のレックウザが大人気だ
通常のレックウザは緑色のドラゴンタイプのポケモンだが、色違いは渋く黒色に染まってかっこいい。
捕まえられるモンスターが普通の色か、色違いかは完全に運任せ。
色違いの親玉モンスターは滅多には現れず、取得するには辛抱強くレイドバトルを重ねる必要がある。
僕も色違いのレックウザをゲットしたくて、急いで家を出たのだ。

バトル開始30秒前。
赤い細身の自転車に乗った女性が現れ、僕の近くに自転車を止めた。
向こうは覚えていないだろうけど、以前僕が初めてレイドに参戦し、グラードンをゲットした時思わずガッツポーズをしたのを見られた女性だ。
近所に住んでいるのだろう、その女性の姿も時々この周辺のジムで見かける。
バトルが始まるまで残り10秒。カウントダウンが進む。
ジムの上に載っているタマゴがグルグルとあばれ始めた。
タマゴが割れるとモンスターが出てくる。
3秒、2秒、1秒、、、爆発とともにレックウザの雄姿がスマホに表示された。

「あれ?」
思わず首を傾げる。
参加人数が2人なのだ。
レベルの高いトレーナーなら2人でも倒せるというレックウザなのだが、僕みたい弱いポケモンしか持っていない人だと2人では足りない。
こんなに人がいるのに?、と辺りを見回すと、最初より人数が増えている。
よく見ると駐車場に停めた車の中からも参加している人もいるようだ。
一回のレイドバトルの参加人数は、最大20名までという制限がある。
どうやらこの場には22名のポケモントレーナがおり、僕は20名から溢れてしまって、同じく溢れた人と「二人ボッチ」の状況になってしまったみたい。これは大ピンチ。

最初の20名に入れた人たちは、レックウザとの戦いが始まったようで、みんなスマホの画面をタップしている。
レイドバトルは45分の間行われる。
都会であればバトル開始後も次から次へと人が来て、バトル開始から終了までいつでもモンスターを倒すことができるが、金沢でも郊外のジムだとそうはいかない。
レイドバトルの開始直後しか、モンスターを倒せる人数が集まらないのだ。
辺りを見回しても、新たに参戦してくる人の気配はない。

そうこうしているうちに他の人はレックウザを無事ゲットし、集まっていた人たちはひとりまたひとりと公園を離れていった。
バトル開始から5分ほど経っただろうか、レイドバトルをするためにその場に残ったのは僕と最後に来た赤い自転車の女性だけになった。
スマホの中でも僕とその女性のアバターの二人が並んで援軍を待っている。
女性のアバターのニックネームには「reimoon333」とある。
レイドバトルに参加するにはレイドパスという参加券が必要。
レイドパスは毎日1枚は無償で貰えるのだが、無償分だけで足りない場合はコインで買わなければならない。
レイドパスは1枚が約100円相当だ。
諦めて立ち去るという選択肢もあるが、レイドパスが無駄になくなってしまうため、できるだけ大切に使いたい。
誰かが遅れて参戦してくれることを願って、もう3分ほど待ってみた。

ポケモントレーナーたちが去った公園はすっかりいつもの光景に戻り、遊具で遊ぶ幼児や、キャッチボールをする親子たちが、春の爽やかな日差しの中、それぞれに楽しんでいる。
「来ませんね」
なんとなく一緒に溢れた女性に声をかけてみた。
女性は少し警戒心を持った感じながらも、「ええ。あと一人でも来てくれたらいいんですけどね」と話し返してくれた。
「そうですね。あと3分ぐらい待ってみましょうか」
女性は頷いてくれた。

一度声をかけてしまうと、沈黙の時間が長く感じる。
もう3分経ったかな、と思い、公園の時計台を見上げるとまだ1分も経っていない。
沈黙に耐え切れず、女性に向かって「よかったらフレンドになって貰えませんか?」とお願いしてみた。
フレンドとは、ポケモンGOの中でトレーナー同士が申請、承認することによって、ゲーム内で友達になれる機能だ。
フレンドになることによって、ゲーム内で有利になることが多く、色々なイベントでフレンドの力が必要となる。
「実は僕、フレンドが一人もいなくて、、、もしよかったらでいいんですけど、、、」
女性はいいですよ、とOKしてくれた。
「じゃ僕がフレンドコードを伝えます。えーとどれだっけ」
初めて行うフレンド交換の操作に戸惑いながらも、ようやく12桁の数字のフレンドコードをスマホの画面に表示できた。
「6412の、、、」
僕が伝えたコードを女性がスマホに打ち込んだ。
しばらくするとポケモンGO上でメールが送られてきて、承認すると2人はフレンドになった。
「ありがとうございます!」
「今までフレンドなしで、どうやっていたんですか?」
女性が不思議そうに聞いてきた。
「いやー、、、困ってました」
頭を掻きながら言うと、女性はくすっと笑った。

もう一度時計台を見上げると、時間は5分以上経っている。
「そろそろ諦めましょうか」
僕が言うと、女性も頷き自転車に跨った。
と、その時部活に向かう集団であろうか、丸刈りの男子学生が3人賑やかにやってきてスマホを取り出した。
彼らのスマホの画面にはポケモンGOが表示されている。

慌てて僕と女性もスマホを取り出し、彼らのバトルに便乗してレックウザを倒すことに成功した。
僕が「残っててよかったですね」というと、
「本当にね」と女性が答えた。
続いてレックウザを倒した後のゲットチャレンジの画面に移った。
「あっ、色違い!」
女性のスマホをちらっと覗くと、黒いレックウザが光を帯びて空中を舞っていた。
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登場人物紹介

naopokemon50

ナオ。石川県金沢市出身。

金澤町家の設計士。読書好きのインドア派。

レベル18よりポケモンGOを再開。

reimoon333

レイ。石川県珠洲市出身。

金沢の街を赤いクロスバイクで駆け巡り、ポケモンGOもプレイする。

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