その4 勘弁なのである
文字数 4,097文字
友人宅に泊まった瞬間、崩れるように体調が悪化し、身動きが全く取れない数日間が経過した。
シャバではなにが起きているのか全く分からない。
うなされている合間、友人がなにやら怪しげな動きをしていたことは覚えている。
「渡してきたよ」
高熱と下痢で朦朧としているわたしに、喜々として彼女は言ったものだ。
「わきがジェル製造会社の人間って偽って、サンプルでーすって、押し付けてきちゃった。おっさん、ちょっと嬉しそうだったから、ありゃたぶんすぐに使うわ」
……。
記憶が定かではないのだが、その日の夜に、また友人がドタバタとしていたような気がする。
テレビの音量を滅茶苦茶にあげて、わたしにも聞かせようとするのだが、こっちはそれどころじゃなかった。うんうん唸っているわたしに、友人は喜々として(そう、奴は喜々としていやがった……)叫んだ。
「死んだ!死んだぞ!」
……なにがだ、友人よ。
言葉が出ないわたしに向けて、友人は祭りのような勢いで言ったのある。
「わたしの推理が当たった!やーっぱり、犯人はアレなんだよ」
アレってなんだよ。
アイツじゃなくってアレって……。
**
ようやく体が動くようになり、友人が出かけたすきにわたしは身支度を整える。
いいかげん、自分の家に戻らなくては。トイレの修繕がどうなったのかも気になるし、もしまだ誰のものか分からないようなうんこがプカプカ浮いているようだったら、速攻で大家さんに連絡しないといけない。
(古いアパートだもんな)
築何年だったろうか。ちょっと信じられないような年数だったような気がする。それで、安物件なのだけど。
(だが、日常的にうんこが浮いてるトイレを使い続けなくてはならないのなら、家賃をもっと下げてもらわなくては)
アパートに到着して、わたしは唖然とする。
「立ち入り禁止」……キープアウトのテープがそこらじゅうに貼られているではないか。
空き部屋と、わたしの部屋以外は全て。
ぞうっとした。最後の生き残りだった、ワキガおじさんも、やられてしまっている。
(ワキガジェルを使ったから、か?)
祈るような思いで、彼の住んでいた201号室の前まで行ってみる。「立ち入り禁止」のテープが貼られた入口が、墓標のようだ。わたしは恐る恐る、壁の落書きを探し――そして、愕然とした。
ワキガマークに、×が付けられていた。
犯人は、住人にレッテルを貼っていた。
パンツ乱舞の部屋にはパンツマーク。
金曜の夕方に豚肉ばっかり食ってるやつには、その印を。
ワキガの住人にはワキガマーク。
そして、そのレッテルが否定された瞬間(つまり、住人が犯人の思いと違う行動を取った場合)、殺人が勃発した。
だとすると。
わたしは自室の前に立つ。
留守の間に、大家さんが業者を案内して部屋に入れたはずだ。そして、壊れたトイレを直したらしい。
携帯の留守電に、大家さんの不愛想な声で、トイレ修繕しましたという旨が録音されているのだから間違いがない。
風が吹き抜ける。やけに冷たい風だ。病み上がりの体を刺すように。
さあ、早く入れと言っている。風が。そして、アパートそれ自体が。
恐る恐る、壁の落書きを見る。うんこの絵の落書きがあるはずだ。
……無情にも、うんこの上にバツ印がしっかり付けられている。犯人は、自分が貼り付けたレッテルを否定されて、激しく怒り狂っている。留守中のわたしが戻るのを今か今かと待ち続け、殺意を磨き続けている――。
(……だが、入らねばなるまい)
わたしは意を決して、カギを開ける。……かちゃり。
玄関に入ると、しんとした空気がわたしを出迎えた。
窓だけは大きいから、無機質に明るい。数日留守にしただけなのに、まるで他人のような顔をする部屋。
(わたしは、用心することができる)
それは最大の強みだ。いつ来るか分からない犯人に対し、心構えがあるということだ。
だから、ピンポンが鳴っても必ずチェーンをつけて対応するし、戸締りはきちんとする。不審者が乱入したら即座に警察を呼べるよう、携帯電話は常備。それと。
わたしは流しの下を開き、くだものナイフを取り上げる。
……戦う、覚悟だ。
居間は、数日前、友人と飲んだくれた痕跡がそのままだった。
汚く散らかった部屋を見て大家はどう思ったか――。
足元に、かぴかぴになったチーカマが転がっており、無意識のうちにわたしはそれを取り上げる。
ゴミ箱に放り込みながら、思い立ってわたしはトイレに向かう。
個室を開き、確認をする。……洋式トイレの水面には、何も浮かんでいない。綺麗なものだ。
前まではちょっと留守にしている間に、かならずうんこが浮き上がってきていたものだが。
(やはり、修繕はうまくいったということか)
喜ばしい事なのだが、今は緊迫感の方が勝る。わたしは個室を出た。
その時。
わたしは背中に衝撃を受けて、顔面から台所の床につっぷした。
友人である。鬼のような形相をした友人が、わたしを突き飛ばした上で、背中に馬乗りになっていた。
鍵が開いていたのか。勝手に入ってきた友人の暴挙に、わたしは声も出なかった。
瞬間、まさかこいつが、と思ったことは否めない。
だが、友人はわたしの上に馬乗りになったまま、手に持っている何かを台所の床に置いた。そして、「それ」に向かい、怒鳴り声を上げた。
「これでいいでしょっ、だから、落書きのうんこマークのバツ印を外しなさいっ」
ぞわぞわと異様な気配がし、ムカデのような多数の脚が蠢くような微かな音もした。
くしゃくしゃというおぞましい音を聞いて、わたしはふと、その音や気配を日常的に聞いていたことに気づく。
そうだ。この部屋に住むようになって、日常的にぞわぞわしたり、くしゃくしゃ変な音がしたり。
でも、あんまり日常的なので、わたしは大して気にしなかった。壁のうすい安普請だし、もしかしたら隣近所の物音なのかもしれないなと思っていた。
だが、今は――。
友人がわたしから退いてくれたので、わたしはやっとのことで起き上がる。
さっき友人が床に放り投げたものを見て、なんだこりゃと思った。ビニール袋に入れられた、何か。
一方、友人は魔法合戦の最中の魔導士みたいに足を踏ん張り、「それ」を睨んでいる。BGMを流したい位の雰囲気だが、いろいろと――わたしは今度こそ腰を抜かした――おかしい。
台所の天井に、ペコちゃんみたいな顔が浮き出していた。舌をぺろりと出しているものの、まゆげが八の字になっており、眉間に皺が寄っている。なんというか……困っている、ような。
「なんとか言いなさいよ」
友人が責め立てるように、「それ」に噛みついた。
かわいそうじゃないか。今に泣くぞ。
「ほらっ、これがここにある限り、あんたの決めつけたレッテルには背いてないでしょっ。分かったら、さっさと消えて」
友人は床に放られたビニール袋を乱暴に取り上げると、べちんと天井に投げつけた。
たちまち顔は泣きべそをかき、するすると消えてしまったのだった。
……べそん。
落ちてきたビニール袋はわたしの頭に乗っかった。触ってみるとほのかに温かい。
「新鮮よ」
友人は真顔で言った。無駄にカッコいいポーズを決めている。
眼鏡もないくせに、コ●ン君風に押し上げる格好をしているじゃないか。恥ずかしい。
わたしはビニール袋を手に取り、中に入っているものを見て、悲鳴を上げた。
犬の――猫か――わからない、とりあえず人間のものではないことを祈るばかりだ――うんこがべっそりと入っている。ビニールごしに、今にも崩れそうな感触だ。わたしは床に放り出した。
友人は「ふ」と笑うと「事件解決」と宣言した。……勘弁してほしかった。
一連の出来事の犯人は、このアパート自体だった。
築ウン十年、様々な人間が出入りを繰り返すうちに、アパートそのものに魂が宿ったのか。
収集家気質のアパートは、ついに住人にレッテルを貼り、コレクションのように分類を始める。
それが、壁の落書きだった。
**
「……彼(?)なりに、気合を入れて始めた趣味だったのだろう」
友人は、わたしが買ってきた缶コーヒーを飲みながら解説した。
まるで、サスペンスドラマのエンディングが流れているような、物寂しい雰囲気であるが、わたしは台所の床に落ちたままのあれが気になって仕方がない。
「長年、ずっと暇だったのだ。彼にも同情の余地はある――」
せっかくレッテルを貼り、コレクションしたものが、勝手にその性質を変えるのだ。繊細な彼(?)には耐えられなかった。
……。
つまり、わたしは、ここに住んでいる限り、彼(?)のレッテルに背いてはならないと。
「良かったじゃない。殺されることはないよ」
友人はさばさばと言った。
殺人事件を解決した後の、温泉宿のおかみ風に、他人顔で、えらく爽やかな様子だ。
「あんたのするべきことは一つだけ。……できるだけこまめに、あれを交換することだね。道端のが不衛生だと思ったら、自分のを使えばいいんだから、簡単じゃないの」
うんこの家は、うんこの家ではなくてはならない。
壊れたトイレが直ってしまったのなら、部屋の中にうんこを安置しておけば、レッテルに背いたことにはならないではないか?
いや、以前よりもレッテルに従順ですらある……。
わたしは頭を抱え、しばし無言になり――それから、PCを立ち上げた。
ファイヤーフォックスを開き、即座に検索を始める。
「何しているの」
コーヒーを飲み終わった友人が、テレビをつけながら言った。
わたしは答えた。
「新しい部屋探し」
勝手にレッテルを貼られるのは、勘弁なのである。
シャバではなにが起きているのか全く分からない。
うなされている合間、友人がなにやら怪しげな動きをしていたことは覚えている。
「渡してきたよ」
高熱と下痢で朦朧としているわたしに、喜々として彼女は言ったものだ。
「わきがジェル製造会社の人間って偽って、サンプルでーすって、押し付けてきちゃった。おっさん、ちょっと嬉しそうだったから、ありゃたぶんすぐに使うわ」
……。
記憶が定かではないのだが、その日の夜に、また友人がドタバタとしていたような気がする。
テレビの音量を滅茶苦茶にあげて、わたしにも聞かせようとするのだが、こっちはそれどころじゃなかった。うんうん唸っているわたしに、友人は喜々として(そう、奴は喜々としていやがった……)叫んだ。
「死んだ!死んだぞ!」
……なにがだ、友人よ。
言葉が出ないわたしに向けて、友人は祭りのような勢いで言ったのある。
「わたしの推理が当たった!やーっぱり、犯人はアレなんだよ」
アレってなんだよ。
アイツじゃなくってアレって……。
**
ようやく体が動くようになり、友人が出かけたすきにわたしは身支度を整える。
いいかげん、自分の家に戻らなくては。トイレの修繕がどうなったのかも気になるし、もしまだ誰のものか分からないようなうんこがプカプカ浮いているようだったら、速攻で大家さんに連絡しないといけない。
(古いアパートだもんな)
築何年だったろうか。ちょっと信じられないような年数だったような気がする。それで、安物件なのだけど。
(だが、日常的にうんこが浮いてるトイレを使い続けなくてはならないのなら、家賃をもっと下げてもらわなくては)
アパートに到着して、わたしは唖然とする。
「立ち入り禁止」……キープアウトのテープがそこらじゅうに貼られているではないか。
空き部屋と、わたしの部屋以外は全て。
ぞうっとした。最後の生き残りだった、ワキガおじさんも、やられてしまっている。
(ワキガジェルを使ったから、か?)
祈るような思いで、彼の住んでいた201号室の前まで行ってみる。「立ち入り禁止」のテープが貼られた入口が、墓標のようだ。わたしは恐る恐る、壁の落書きを探し――そして、愕然とした。
ワキガマークに、×が付けられていた。
犯人は、住人にレッテルを貼っていた。
パンツ乱舞の部屋にはパンツマーク。
金曜の夕方に豚肉ばっかり食ってるやつには、その印を。
ワキガの住人にはワキガマーク。
そして、そのレッテルが否定された瞬間(つまり、住人が犯人の思いと違う行動を取った場合)、殺人が勃発した。
だとすると。
わたしは自室の前に立つ。
留守の間に、大家さんが業者を案内して部屋に入れたはずだ。そして、壊れたトイレを直したらしい。
携帯の留守電に、大家さんの不愛想な声で、トイレ修繕しましたという旨が録音されているのだから間違いがない。
風が吹き抜ける。やけに冷たい風だ。病み上がりの体を刺すように。
さあ、早く入れと言っている。風が。そして、アパートそれ自体が。
恐る恐る、壁の落書きを見る。うんこの絵の落書きがあるはずだ。
……無情にも、うんこの上にバツ印がしっかり付けられている。犯人は、自分が貼り付けたレッテルを否定されて、激しく怒り狂っている。留守中のわたしが戻るのを今か今かと待ち続け、殺意を磨き続けている――。
(……だが、入らねばなるまい)
わたしは意を決して、カギを開ける。……かちゃり。
玄関に入ると、しんとした空気がわたしを出迎えた。
窓だけは大きいから、無機質に明るい。数日留守にしただけなのに、まるで他人のような顔をする部屋。
(わたしは、用心することができる)
それは最大の強みだ。いつ来るか分からない犯人に対し、心構えがあるということだ。
だから、ピンポンが鳴っても必ずチェーンをつけて対応するし、戸締りはきちんとする。不審者が乱入したら即座に警察を呼べるよう、携帯電話は常備。それと。
わたしは流しの下を開き、くだものナイフを取り上げる。
……戦う、覚悟だ。
居間は、数日前、友人と飲んだくれた痕跡がそのままだった。
汚く散らかった部屋を見て大家はどう思ったか――。
足元に、かぴかぴになったチーカマが転がっており、無意識のうちにわたしはそれを取り上げる。
ゴミ箱に放り込みながら、思い立ってわたしはトイレに向かう。
個室を開き、確認をする。……洋式トイレの水面には、何も浮かんでいない。綺麗なものだ。
前まではちょっと留守にしている間に、かならずうんこが浮き上がってきていたものだが。
(やはり、修繕はうまくいったということか)
喜ばしい事なのだが、今は緊迫感の方が勝る。わたしは個室を出た。
その時。
わたしは背中に衝撃を受けて、顔面から台所の床につっぷした。
友人である。鬼のような形相をした友人が、わたしを突き飛ばした上で、背中に馬乗りになっていた。
鍵が開いていたのか。勝手に入ってきた友人の暴挙に、わたしは声も出なかった。
瞬間、まさかこいつが、と思ったことは否めない。
だが、友人はわたしの上に馬乗りになったまま、手に持っている何かを台所の床に置いた。そして、「それ」に向かい、怒鳴り声を上げた。
「これでいいでしょっ、だから、落書きのうんこマークのバツ印を外しなさいっ」
ぞわぞわと異様な気配がし、ムカデのような多数の脚が蠢くような微かな音もした。
くしゃくしゃというおぞましい音を聞いて、わたしはふと、その音や気配を日常的に聞いていたことに気づく。
そうだ。この部屋に住むようになって、日常的にぞわぞわしたり、くしゃくしゃ変な音がしたり。
でも、あんまり日常的なので、わたしは大して気にしなかった。壁のうすい安普請だし、もしかしたら隣近所の物音なのかもしれないなと思っていた。
だが、今は――。
友人がわたしから退いてくれたので、わたしはやっとのことで起き上がる。
さっき友人が床に放り投げたものを見て、なんだこりゃと思った。ビニール袋に入れられた、何か。
一方、友人は魔法合戦の最中の魔導士みたいに足を踏ん張り、「それ」を睨んでいる。BGMを流したい位の雰囲気だが、いろいろと――わたしは今度こそ腰を抜かした――おかしい。
台所の天井に、ペコちゃんみたいな顔が浮き出していた。舌をぺろりと出しているものの、まゆげが八の字になっており、眉間に皺が寄っている。なんというか……困っている、ような。
「なんとか言いなさいよ」
友人が責め立てるように、「それ」に噛みついた。
かわいそうじゃないか。今に泣くぞ。
「ほらっ、これがここにある限り、あんたの決めつけたレッテルには背いてないでしょっ。分かったら、さっさと消えて」
友人は床に放られたビニール袋を乱暴に取り上げると、べちんと天井に投げつけた。
たちまち顔は泣きべそをかき、するすると消えてしまったのだった。
……べそん。
落ちてきたビニール袋はわたしの頭に乗っかった。触ってみるとほのかに温かい。
「新鮮よ」
友人は真顔で言った。無駄にカッコいいポーズを決めている。
眼鏡もないくせに、コ●ン君風に押し上げる格好をしているじゃないか。恥ずかしい。
わたしはビニール袋を手に取り、中に入っているものを見て、悲鳴を上げた。
犬の――猫か――わからない、とりあえず人間のものではないことを祈るばかりだ――うんこがべっそりと入っている。ビニールごしに、今にも崩れそうな感触だ。わたしは床に放り出した。
友人は「ふ」と笑うと「事件解決」と宣言した。……勘弁してほしかった。
一連の出来事の犯人は、このアパート自体だった。
築ウン十年、様々な人間が出入りを繰り返すうちに、アパートそのものに魂が宿ったのか。
収集家気質のアパートは、ついに住人にレッテルを貼り、コレクションのように分類を始める。
それが、壁の落書きだった。
**
「……彼(?)なりに、気合を入れて始めた趣味だったのだろう」
友人は、わたしが買ってきた缶コーヒーを飲みながら解説した。
まるで、サスペンスドラマのエンディングが流れているような、物寂しい雰囲気であるが、わたしは台所の床に落ちたままのあれが気になって仕方がない。
「長年、ずっと暇だったのだ。彼にも同情の余地はある――」
せっかくレッテルを貼り、コレクションしたものが、勝手にその性質を変えるのだ。繊細な彼(?)には耐えられなかった。
……。
つまり、わたしは、ここに住んでいる限り、彼(?)のレッテルに背いてはならないと。
「良かったじゃない。殺されることはないよ」
友人はさばさばと言った。
殺人事件を解決した後の、温泉宿のおかみ風に、他人顔で、えらく爽やかな様子だ。
「あんたのするべきことは一つだけ。……できるだけこまめに、あれを交換することだね。道端のが不衛生だと思ったら、自分のを使えばいいんだから、簡単じゃないの」
うんこの家は、うんこの家ではなくてはならない。
壊れたトイレが直ってしまったのなら、部屋の中にうんこを安置しておけば、レッテルに背いたことにはならないではないか?
いや、以前よりもレッテルに従順ですらある……。
わたしは頭を抱え、しばし無言になり――それから、PCを立ち上げた。
ファイヤーフォックスを開き、即座に検索を始める。
「何しているの」
コーヒーを飲み終わった友人が、テレビをつけながら言った。
わたしは答えた。
「新しい部屋探し」
勝手にレッテルを貼られるのは、勘弁なのである。