第1話

文字数 209文字

わたしはいつも思う。
海が、甘かったらな、と。

飴をなめて海に入っても、やっぱり塩っぱい。
そうなんだもん。
嫌になっちゃう。

どうして、って、わたしの身体と、海は同じ味がするから。
そして、あのひとの身体だってそう。
わたしはあのひと以外なんて知りたくないから、他の男のひとはわからない。

いつか、アノ時にお砂糖まぶしたら、あのひと怒るかな?

そんな事考えながら、サンダル脱いでスカートめくって波打ち際。

だって、とっても暑いんだもの。
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