1 文明発展の循環(サイクル)が分かる!

文字数 649文字




六芒星(ろくぼうせい)を使う第一の理由は、
六つの要素をただ横に並べるより、
円を描くように置いた方が、
文明発展の循環(サイクル)を説明しやすいからです。

技術が進めば社会が変わり、
社会が変われば政策も変わり、
その政策がさらなる新技術を開発します。
文明を構成する各要素は、
一定の順番で変化・課題化した後で、
次の段階(ステージ)に進み、その変化を繰り返すのです。

技術が進むと、社会活動が拡大・省力化と共に
複雑化・加速化するので、
そこで生まれる社会課題を解決するため、
人々の利害を調整する政策が必要となります。
ただし技術は、施設や製品といった物的資源に
具現化しないと、社会活動を変えられません。

政策は文明発展に伴って高度化しますが、
そのため特に、必要とあれば大勢が動くが、
それに当たっては衆知を活かせるよう、
国際化など巨大化と共に、民主化など分権化します。
ただし政策は、全国民の健康と教育という
人的資源の向上なくしては変われません。

また、ある技術水準で利害調整を極めると、
その限界を越える技術開発が必要となり、
それには多くの資金などが必要となるので、
そのための政策も必要となります。
ただしここでも、資源や市場といった、
自然・社会環境が制約・促進条件になります。

これが文明発展の循環(サイクル)であり、
例えば英国は産業革命、米国は情報革命という、
技術革新と社会・政策の変革により、
世界を主導(リード)できました。

発展する地域は西に移動してきましたが、
その一方で範囲も広がってきたので、
今後は先進諸国を中心に〝世界国家〟が生まれ、
AI革命により繁栄できたらいいなと思います。
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