美科

文字数 3,982文字

その時には精も美科も巨大宇宙船に侵入していた。


何故か。

UFOに入る呪文を知っているその訳は、

「君たちに頼みがある」

応接室のある部屋

それは大塚の個人邸宅の中にあり。

精とも美科にもコンタクトを取ったのち。

精は紺の着物姿で答えた。

「分かっています。だけど、、、」

それは精と美科のまえで土下座した人物、大塚刑事が。

そして言った。

「調べた、全てとは言わない。それでも君らが伊賀の忍者の人間という事とTVに映り込んだ日からの三重県で起きた件」

大塚が泣いていた。

それは決して刑事という役職から来るものだけでは無い。

「日本の何人に渡るか分からない程に人間がやつらに殺された」

さらに号泣しかけた。

精が「大塚さん」

美科の気分は重い、それが大塚の気持ちが分かるからという理由

「そうだな、それで俺への要求はなんだ」

「わかっているはず。それは宇宙人を殲滅して欲しい」

美科は彼に対して現実を言う。

「それは、我々の能力を知って言っているのだろうが」

彼から涙が流れる。

「私に出来るのはこのこと程度だが。調べた、甲賀の計画を」

「甲賀ですか」

「私にはどういった構造かは分からないが。宇宙人が乗っている。侵入呪文のみをやっとのことで手に入れた」

美科がコートをひるがえしながらも椅子から立つ。

「なんだと」

精は、

「それは本当なの」

そして、大塚が精と美科にそのUFO潜入呪文が書いてある実物の巻物を見せた。


そこは全ての壁が透明に出来ていて。

内側からも外の光景、空も地上も見えている。

口鳥を使っていた。

―見えるか。精?―

―はい。周囲には宇宙人はいない。それは、大きな宇宙人の群れのいる区域は中央部に集中しているー

―その中から最も。パワーのでかいヤツを見つけろ。それが恐らく大塚の言っていたUFOクリーチャーだー

「ならば。口鳥を使う必要はあるまい。それに見るからに視線を感じる既に見つかっている」

彼、美科はコートの襟を正しながら大股で歩き始める。

「そうね」

その美科のスピードの速い歩きにも付いて行く。

精は戦いの為、くノ一として胸は大きく開かれている全体は黒に赤色の縁取りで腕にはこれも黒い肘当てを付けており。

その上で初々しい足を剥き出しにした前と後ろには短い黒の太ももの見えるスリットの入っている黒の掛けがあったがあからさまに白い肌着は見えていてそれ程に掛けは短い。

そして、黒の紐で括られている脚当てと草履という煽情的な衣装ではあった。

「そして、総合思念の親玉の居所ね」

対し、男の欲望を誘う為の姿だったが正装でもある為に着ていた。

美科はその煽情的な恰好も見慣れている為にまるで無視した。


その上で。

「見つけた。だけど、、、やけに」

「どうした?」

「言え」

「今、おまえの情報は後に響く」

「質感がおかしいの」

「それは?」

「宇宙人のクリーチャーにしては。人間くさいのよ」

「正体は分かるか?」

「これは???!!!

精は知った。

「甲賀!」


精と美科が片目の内にあるものを見た。

いう間に透明な壁から何かが分離する。

「来たわ」

それは、たった一つの存在それは何の姿だろうか。

壁から分離したのち黒い衣装の2本足で立つ2m程の人間の形になった。

その黒い衣装が言った。

「おまえが美科に精か」


「そうだが」

生意気そうな声で美科は答える。

そう答えるかどうかの内にその黒い衣装の何かが走る。

腰を落とした姿でだ。

それも早い。

一瞬で美科の前に来ていた。

「ちぃ!」と美科は言い。

コートの重さを無視するかのように右膝を回し蹴りに使う。

だが、もろにその黒衣装に当たるが左腕のこてで受け止めた。

美科「おまえ、忍者だな」

「しかも、甲賀」

「その通りだ。しかも私には勝てない」

そういう内に、後ろには精が明らかに胸を揺らしながらも迫っていた。

しかも後ろ姿から見れば黒の掛けがはためき白い肌着の尻も揺れつつ。

その精が後ろからクナイで切りにかかる。

同時にその甲賀が左足を後ろ方向に思い切り飛ばした。

精の持つクナイが蹴り飛ばされ、

しかも、同時にその顔と昔ながらのボリュームのある髪も流されるように蹴られる。

「ぐっ」

同時に左足が踵落としに変わるがその開いた衣装の胸にぶち当たった。

精は何も言わなかったが後ろへジャンプしながらも乳房が僅かに切れたことを感触で知る。


実際の戦い

精にとって実戦はたった一回であり、三重県伊賀でチカラを解放したのみだがそれでも美科には善戦している様に見えた。

それは俺にこの甲賀忍者が後ろ姿を見せる様に仕向けた事だ。

―後ろを取った!―

甲賀忍者がその気配に気が付いたが遅い。

頭ごと掴まれる。

甲賀忍者の頭を一瞬で掴んだあと「ぐしゃあ」と潰れた。

美科は片手の中にある頭を勝利の証の様に血の流れた首をきらめいた目で見つつ。

精の事も見た。

甲賀忍者の足の切りは余程に鋭いのか黒のくノ一衣装である胸あたりが切れ落ち左の千房はサラシごと切れ見えていた。

「大丈夫そうだな」

腰を落とした精はやや恥ずかしいのかまる見えている両乳房を隠しながらも「え、ええ大丈夫よ」

とは言うものの今さらながら自分の煽情的な恰好を自覚する。

―これから胸を隠すことはできないのか、、、―

失望するが。

そして思った事にはーくノ一がこれしきのことでー


美科が影を引き連れながら宇宙円盤中央に走る。

しかし、異様なボリュームを持つ胸を晒して走る精の姿は自分の意思とは別に縦横無尽に上下に揺れまくりその女性の持つ卑猥さを足上に見える下着ともに表していた。

さらに、来る敵はいなかった。

まるで美科、精ともに呼び寄せるかのように、


そして、円盤の中央部には何百という宇宙人がじっと固まっていて、

その中央部の入口で、

それが、いきなりの事で精の足元から。

「きゃあ!」

それは何だろう触手が壁から生えた。

美科は「なにい!」

その触手が細いのみの両足首を掴む、さらに精はその触手の目的に気が付いた女性ゆえに『この木の枝のようなもの、わたしを』

その精が感じた証として彼女の両足ががっちりと巻き付いて掴まれる。

その上で床の上で細く腰にいたるまでには各段に太い足が触手に思い切り広げられ。

隠さない両乳房もブルンとまるで重力に逆らうことはできず乳輪は一瞬、上を向いた後に次に下へこれも揺れ垂れた精はくノ一としても発育のよい体を持った若い女性でもあるしその上で、

この両足を目一杯広がった姿の後に屈辱は感じたがその時「ぶちぃ」と聞こえた、

それは美科が木の枝の幹の様に太い、枝自体を握り潰す。

それは何だろうかひどく白い透明な粘液状の液体が握り潰した木の断片から垂れ落ちる。

それでも、こんな事にも何もできない精はあまりの股間の痛みと屈辱の為に涙が流れた。

そして、何百という宇宙人がこちらを見るがその姿はやはり銀色の未来的なコート状態で肩から下げている。

「精!」といい美科はもう一方の側の片足に絡むやたら野太い幹も握り込み潰した。その幹以上に精の太ももは同様に厚みをともなう太さがあったが、

それでも両足首には木の枝状態の触手が強力に握り込んでいて。それを、精は粘液が体に付くのも構わず必至に外す。

精でもこの液の一切、男性との交わりは無いが正体が分かった「これは、、―男のものー」

それには、美科も気づき。

戸惑っていた「宇宙人どもなんの真似だ!!!」


「それは彼女、精が我々以上の能力を持つ異能力者だからだ」

宇宙人が道を開けるように一斉にその奥にいた物体を見せる。

それはなんなのだろうか。

巨大な事には変わりは無いが、

二本の角を象徴するように両頭部から軽く生えているがそれ以上に特長的なのはこの上なく全身は禍々しい黒色の金属状態に塗れており、首と言えるものは無く体自体がまぎれもなく確実に硬く包まれているそれはまぎれもなく、

それは、人間の肉体だった。

精は怯えて言うが正体も知った。

「甲賀!、、、」

美科が「落ちたな。甲賀も、人としての姿を捨て」

言う。

「その上。精へ種を植えつけようなどと」

美科は彼には変わりは無かった。

「へっ甲賀を見つけたからには」とつぶやき。

「やれ!精。今のお前はできるはずだ」

美科の命令を受けた精はそれに答える。

「はいっ。美科」


「無駄なことをするものではない」と黒の甲賀

私たち甲賀忍者は宇宙人と一体となった、地上にいる我田の起こした地震は所詮触発剤に過ぎん。

なにせ全世界は同様の光景なのだからな。

その言葉は人間の肉体を失った後でも確実に自我をともなっているようだ。

その言葉を無視するように、

「始まったな」と美科

精は静かに目をつむったのちに、意識とも肉体ともに力を入れていく。

宇宙船の動力にあるエネルギーは見えていた。そして、全てのエネルギーを吸収してゆくその姿。

ひかりの線と粒子が精の肉体へ集まっていく。そして、その余りの高密度の熱とエネルギーに黒の忍者服とも下着も溶けてゆく。

しかし、全裸になろうと構わず精は意識を集中する。

そして、同時に体の中心から軽いひかりの円ができた。

それが僅かな秒を経ずに一気に拡大する。そして、精は圧倒的な高揚感とともにそれを超えるおんなとしてのオルガスムスが来ていた。

それはオナニーをするような快感ではなくまるで自分の体以上の巨根に貫かれているような錯角に入り込み。

「うっ」と精は思わず声を漏らし。

その美しい。鍛え上げられた筋肉、艶にのっている脂肪に加え骨、血管そのものの肉体が活性化してゆく。

始めて男性の男根に貫かれたいと思う。

それ程に、

この状態で宙に浮いていて全身を伸ばした後にそのひかりの円は巨大空中円盤自体を包んだその状態のまま、精はあまりの初めての快感のために思わず両足を閉じたと同時にその爽やかに包み込む股間自体も濡れていて。

「精!」と言う声が聞こえる美科の声に目を開け、

美科の方を見るそれは美科もひかりの円の中にいたが守られていた精のチカラにより。

その声を無視しても精は全身が震え込み行き果てた。
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