第6話

文字数 277文字

おだやかな毎日でした。
もう仲間に傷つけられることもありません。
でも、ときどき、わけもなく悲しくなるときがありました。
そんなときは、お母さんや仲間のことを思いだします。

(ぼくが帰ったら、みんなはまた仲間に入れてくれるかな)

だけど、ラスティはウソつきと言われたときの悔しさを思いだして、ガマンしました。

そんなある日のことです。
入江の岬の上に、一人のおじいさんが立っていました。
おじいさんは海を見つめると、ラスティの見ている前で、とびこみました。


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