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「イヒヒヒ、お客さ〜ん。本日は、特別キャンペーンになっておりまして。今ならコーヒー付きで、特別価格となっておりますが。
如何でしょう？」

先輩マスターの気持ち悪い言葉に、

「い、いくら？」

と聞くと。

「何と！ナポリタン付きで、１５００円！
ぽっきり！」

「あのね〜、ここは安いから皆来るんですよ。ナポリタンが６００円なのにコーヒー９００円も取るの〜？高いよ〜」

「煩い、四の五の言うな！貧乏学生！
付けといてやる、黙って飲め！」

「ハイハイ、不味かったら踏み倒しますからね」

「オオー良い子だ。やっとその気になったか」

とマスター、ご機嫌でナポリタンを作り。
コーヒーを俺に出した。

「あれ？ペーパードリップじゃないんですね」

と、俺が質問すると

「ああ〜、薬剤・・・味が変わるから。サイホンで淹れろって。ウッ、煩い黙って飲め！」

　先輩は、黒いコーヒーを淹れてくれた。
何故か、いつもならアイスコーヒーを淹れるのに、ホットだった。
　これ以上、何を言っても仕方無いと。
俺は黙って砂糖とミルクを入れようとしたら。

「ダメだブラックで飲め！砂糖が減るだろう、クリームも」

と言われた。
ハイハイ、どっちが貧乏だと俺は思いながら、コーヒーを飲んだ。一口すすって。
　うん！美味いな、えっ？良いなぁ〜、ありゃ
こりゃ凄いぞ〜。
俺は、ニコニコ堪能して。
ナポリタンを食いながらコーヒーを飲んだ。