橋の上で生活することの一つの哲学的考察

作者 shozoshozo

[ファンタジー]

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「あ」のつく人は今日、東京に入れません、という妙な告知をラジオで耳にした。都内に出勤したまま戻らない妻を探しに多摩川を渡ろうとするが橋は封鎖されている。侵入すると橋の上で暮らすつもりか、と尋ねられた。そうではなく妻を探しているのだ、と答えると、矢印屋を紹介される。橋は迷宮の様相を呈しており、妻は見つからない。声をかけてきた女に今度は「詩人サービス」を案内され、背中に文字を書き込まれた。実はその女こそ妻なのではないか、という疑惑が浮かび、橋を所有している企業の関与も疑われる。明け方、妻の顔も思い出せないまま橋を去るかどうかの選択を迫られる。

登場人物

会社員の私。都内に勤務。苗字にも名前にも「あ」はつかない。帰宅しない妻を探しに都内に戻ろうとして多摩川にかかる橋に侵入する。

妻。名前に「あ」がつく。都内に勤務しているが帰宅しない。

矢印屋。橋で商売をしているようだが正体不明。

詩人。依頼すると当人にあった詩を背中に書き入れてくれる。

女。蕎麦を食べに行こうと誘ってくる。橋は株式会社ドットの所有物だと説明する。

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小説情報

橋の上で生活することの一つの哲学的考察

shozoshozo

執筆状況
完結
エピソード
4話
種類
一般小説
ジャンル
ファンタジー
タグ
哲学, ファンタジー, 多摩川, ラジオ, 詩, 純文学, 気球, 失踪, 陰謀, 幻想
総文字数
33,621文字
公開日
2024年01月31日 10:58
最終更新日
2024年02月01日 12:00
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