ヨルコウ~レ・ユエ・ユアン前日譚~
レ・ユエ・ユアンの舞台より300年前、法王歴704年。
〝永妃〟と呼ばれるティ・ルフ王国の女王・ルネアは、褐色の人々を奴隷として売り払う商人たちを成敗して回り、民から人気を集めていた。しかし彼女には、法王ユリアス、王国、そして愛する姉・テミスに関する秘密があった。
『レ・ユエ・ユアン』に繋がる、二人の女性が紡いだ命と意志の物語。
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タイトル通りとなりますが、旧作『レ・ユエ・ユアン』の前日譚です。一応『レ・ユエ・ユアン』のストーリーを纏めた説明話がありますが、意味が分かりにくい部分があるかもしれません。また、作者が書きたいことを書く、という趣旨で進めていきますので、目に余る部分がありましたら申し訳ありません。
当初は雰囲気明るい感じで展開しますが、次第にめちゃくちゃ暗い話になります。
※1週に1〜2話更新予定です。
※少々残虐な表現・お色気展開があります。
登場人物
テミス
ノア人で、ごく一部の臓器以外が機械でできている機械体(サイボグ)の女性。
反政府組織〝アナンシの炎〟に所属している、リーダー的存在。
ルネアの姉。冷静かつ生真面目で、正義感に溢れる性格。
ロミネ
ノア人。〝アナンシの炎〟の一員。テミスの片腕兼、事実婚状態の恋人。
常に明るく朗らかで、どこか頼りなく見えるため、周囲の人からよく好かれる。
テミスと妹ルネアに対して並々ならぬ感情を抱いている。
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