危 惧

作者 TamTam2021

[社会・思想]

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一週間、働くと身も心も時間の鋳型にはめ込まれてしまうのが分かります。週末はそんな自分を固い鋳型の枠から解放してやるようにします。しかし、定年でもして毎日、特に何もすることがないという生活はどうなのでしょうか。日々定刻に散歩して、コーヒーを飲んで、と優雅なようですが、そこに大きな危惧が潜んでいるような気がします・・・

目次

完結 全1話

2024年07月23日 06:13 更新

登場人物

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ファンレター

自由になる代償は

毎日の猛暑でお疲れのことと思います。週5日しっかりと働くことは容易ではありませんね。何十年もの歳月を規則正しく過ごすうち、心身共に鋳型に嵌まり、時間の軛に括られる。金曜日にようやく緩めてもらった肉の塊は、土日をいとおしむようにドテリと畳に寝転がり、考えることを許される…。いよいよ定年が迫ると、自由への憧れよりも不安が勝る。社会の流れからはみ出したら、どうすれば良いのかわからない。楽しみな筈の自由な時間が無限に続くことへの恐怖がわき上がり、危惧する。何だか切ない気持ちになりました。牛馬のように社会 ... 続きを見る

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小説情報

危 惧

TamTam2021

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
社会・思想
タグ
詩, エッセイ, 現代詩
総文字数
867文字
公開日
2024年07月21日
最終更新日
2024年07月23日
ファンレター数
1