セリフ詳細

 ドナウ川の上流に位置するオーストリアは、氾濫原への建築を抑止する「新しい治水概念」を定めた。ミュンヘンやウィーンの近自然河川工法に対して、ドナウ氾濫原国立公園は再自然化を導入し、首都圏での生物多様性を実現した、欧州でも稀少な事例である。その森林管理は、放置による自然淘汰を重視し、都市の中に自然河川景観を取り戻すのが、オーストリアの政策である。ドナウ以外にも、多くの河川で「洪水予防と生態系保護との合体」が構想された。ドナウ河口三角洲などの国際流域では、冷戦終結後、東欧諸国も参加して保護プログラムを進めた。地下水・湧水を主たる飲料水源としている事もあり、地下水を含む水収支への関心が強い。ウィーン市においては、本流ドナウ川の運河機能を維持しつつ、氾濫原に新ドナウ水路を掘削し、洪水対策と自然環境保全も両立させた。

作品タイトル:ちがくぶ!地球研究会

エピソード名:水環境論 ヨーロッパの河川

作者名:スライダーの会  slider

71|科学|連載中|46話|281,606文字

短編, 青春, 高校生, エッセイ, シリアス, 一人称, 女主人公, 群像劇, 現代, 一話完結

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 東京 渋谷区の、とある私立学校に「地学(地球科学)部」という部活があり、私達の世界である地球(岩石圏・水圏・大気圏)と宇宙に関して、主に自然科学的な探究を行っていました。地学部の部室である「地学教材室」は理科館4階にあり、地学部で過ごした日々、ベランダから眺めた天地の景色は、部員だった私達の大切な思い出です。

 やがて卒業し、大学に進学するなどした私達は、地学部の理念を継承した活動を続けるべく、渋谷区や横浜市 青葉区の大学を拠点とするサークル「地球研究会」を結成しました。地球研究会は、地理学・地学などを中心に、私達が暮らし生きる世界を学び、その中に存在する自我を見詰める、総合的ネットワークです。

 現在は、ここ「NOVEL DAYS」に公式ウェブサイトを開設し、國學院大学・法政大学・星槎大学などの学生・卒業生らが参加し、論文や随筆を投稿しております。大学の課題レポートとして執筆した小論文も掲載しているので、学業の参考になるかも知れません。アイコン・イラストの登場人物はフィクションですが、本文で取り扱っているのは現実世界のテーマです。


【詳細】

 地球研究会は、國學院高等学校地学部を母体とし、その部長を務めた卒業生らによって、2007(平成十九)年に「地球研究機構 國學院大学地球研究会」として創立された。國學院大学においては、博物館見学や展示会、年2回(前期・後期)の会報誌制作など積極的な活動に尽力すると共に、従来の学生自治会を改革するべく、志を同じくする東方研究会・政治研究会と連合して「自由学生会議」を結成していた。

 主たる参加者が國學院大学を卒業・離籍した後も、法政大学や星槎大学など様々な舞台を踏破しながら、探究を継続している。ここ「NOVEL DAYS」では、同人サークル「スライダーの会」が、地球研究会の投稿アカウントを兼任している。