セリフ詳細

 こうして見沼三原則は、地主を含む多くの方々が合意形成できる「基本方針」へと発展的に解消された。これを実現できた背景には、環境庁長官を務めた土屋知事が環境問題に熱心だった事もあるが、村上氏(2012)は「決定的に大きな意味をもったのは見沼の専門的知識である。これまで行政内で蓄積された専門知識が生かされた。それなしには規制緩和反対の運動は成立しない。見沼問題に対する専門的知識は市民運動にバックアップされた。市民運動内に、この専門的知識を生かす力があったのだ」(39頁)と指摘する。ローカルな環境問題に対して、人々が専門知識を活用して参加する運動は「市民科学」に通ずると言えるだろう(川原・関本2016)。1998(平成十)年『NPO促進法』により、市民運動が環境問題に参加し易くなった。見沼は、南端の八丁堤と、見沼代用水・斜面林に囲まれているため、境界・範囲が明確である事も、保全に対して有利に働いている。

作品タイトル:ちがくぶ!地球研究会

エピソード名:芝川・見沼代用水の水環境と問題解決

作者名:スライダーの会  slider

65|科学|連載中|45話|276,647文字

短編, 青春, 高校生, エッセイ, シリアス, 一人称, 女主人公, 群像劇, 現代, 一話完結

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 東京 渋谷区の、とある私立学校に「地学(地球科学)部」という部活があり、私達の世界である地球(岩石圏・水圏・大気圏)と宇宙に関して、主に自然科学的な探究を行っていました。地学部の部室である「地学教材室」は理科館4階にあり、地学部で過ごした日々、ベランダから眺めた天地の景色は、部員だった私達の大切な思い出です。

 やがて卒業し、大学に進学するなどした私達は、地学部の理念を継承した活動を続けるべく、渋谷区や横浜市 青葉区の大学を拠点とするサークル「地球研究会」を結成しました。地球研究会は、地理学・地学などを中心に、私達が暮らし生きる世界を学び、その中に存在する自我を見詰める、総合的ネットワークです。

 現在は、ここ「NOVEL DAYS」に公式ウェブサイトを開設し、國學院大学・法政大学・星槎大学などの学生・卒業生らが参加し、論文や随筆を投稿しております。大学の課題レポートとして執筆した小論文も掲載しているので、学業の参考になるかも知れません。アイコン・イラストの登場人物はフィクションですが、本文で取り扱っているのは現実世界のテーマです。


【詳細】

 地球研究会は、國學院高等学校地学部を母体とし、その部長を務めた卒業生らによって、2007(平成十九)年に「地球研究機構 國學院大学地球研究会」として創立された。國學院大学においては、博物館見学や展示会、年2回(前期・後期)の会報誌制作など積極的な活動に尽力すると共に、従来の学生自治会を改革するべく、志を同じくする東方研究会・政治研究会と連合して「自由学生会議」を結成していた。

 主たる参加者が國學院大学を卒業・離籍した後も、法政大学や星槎大学など様々な舞台を踏破しながら、探究を継続している。ここ「NOVEL DAYS」では、同人サークル「スライダーの会」が、地球研究会の投稿アカウントを兼任している。