セリフ詳細

 本書でも述べられているように、日本列島の河川流域では、水田・森林の生態系が氾濫原の役割を担っている。こうした点では、芝川低地の緑地、大宮台地の斜面林を極力維持し、調節池の整備によって、環境配慮型の治水を目指した埼玉県見沼の事例は、首都圏において注目されるべきであろう。もっとも、見沼でも水路のコンクリート護岸は行われているし、まして東京などでは、眼前に河川を臨む沖積平野にまで都市化が進出し、そこで職住を営む人々もおり、欧州のような再自然化を、どこまで導入できるかが論点になる。折しも先日の都知事選挙には、川辺ダム中止を決断した、当時の熊本県政に携わった立候補者も参戦していた。日本列島の河川・水環境と共生する上で、我々は何を為すべきか? そのためには私達自身が、課題に対する充分な知識を学び、対話する事が大切である。

作品タイトル:ちがくぶ!地球研究会

エピソード名:水環境論 ヨーロッパの河川

作者名:スライダーの会  slider

71|科学|連載中|46話|280,584文字

短編, 青春, 高校生, エッセイ, シリアス, 一人称, 女主人公, 群像劇, 現代, 一話完結

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 東京 渋谷区の、とある私立学校に「地学(地球科学)部」という部活があり、私達の世界である地球(岩石圏・水圏・大気圏)と宇宙に関して、主に自然科学的な探究を行っていました。地学部の部室である「地学教材室」は理科館4階にあり、地学部で過ごした日々、ベランダから眺めた天地の景色は、部員だった私達の大切な思い出です。

 やがて卒業し、大学に進学するなどした私達は、地学部の理念を継承した活動を続けるべく、渋谷区や横浜市 青葉区の大学を拠点とするサークル「地球研究会」を結成しました。地球研究会は、地理学・地学などを中心に、私達が暮らし生きる世界を学び、その中に存在する自我を見詰める、総合的ネットワークです。

 現在は、ここ「NOVEL DAYS」に公式ウェブサイトを開設し、國學院大学・法政大学・星槎大学などの学生・卒業生らが参加し、論文や随筆を投稿しております。大学の課題レポートとして執筆した小論文も掲載しているので、学業の参考になるかも知れません。アイコン・イラストの登場人物はフィクションですが、本文で取り扱っているのは現実世界のテーマです。


【詳細】

 地球研究会は、國學院高等学校地学部を母体とし、その部長を務めた卒業生らによって、2007(平成十九)年に「地球研究機構 國學院大学地球研究会」として創立された。國學院大学においては、博物館見学や展示会、年2回(前期・後期)の会報誌制作など積極的な活動に尽力すると共に、従来の学生自治会を改革するべく、志を同じくする東方研究会・政治研究会と連合して「自由学生会議」を結成していた。

 主たる参加者が國學院大学を卒業・離籍した後も、法政大学や星槎大学など様々な舞台を踏破しながら、探究を継続している。ここ「NOVEL DAYS」では、同人サークル「スライダーの会」が、地球研究会の投稿アカウントを兼任している。