セリフ詳細

往々にして女子というものは、その恐るべき本能として、上昇婚しか想定していない傾向にあります。一方の男子の側には、上昇婚や下方婚などの概念が元々希薄なのです。水無月様はある意味で大変レベルが高く、またその自負も強いとお見受けされるため、その上のレベルの男性となれば現実では0.0001%すらおりません。絶滅種かもしれない。しかし水無月様にとっての普通男子とは、そういった存在しない相手のことを指している。

作品タイトル:帝王学へようこそ!

エピソード名:第2章(2)

作者名:至道流星  shidou

1012|社会・思想|連載中|71話|362,753文字

帝王学

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ぼくらには骨の髄まで染み込んでいる『帝王学』ですが、反感・誤解を受けることが多いため、公で語られる機会はほとんどありません。そこであえて虎穴に飛び込み、帝王学を世界で初めて基礎的事項に絞り体系化して、登場人物たちの力を借りながら、真摯に言語化してみたいと存じます。
何気なく読み飛ばす箇所も多いかと思いますが、ご自身の実力・経験値が上がったとお感じになったとき再読して頂くと、その度に新しい発見があろうかと思います。