セリフ詳細

確かに私もそうだが、私はお姉のように魂を捧げる分野を早々に見つけるには至らなかった。それゆえ手広くあらゆることに手を出して試してきたのだが……どうも自分のなかで生涯を賭けてもいいと思えるものに出会えなかったのだ。それゆえに一時は歌舞伎町の闇王として生きようかと陰謀を巡らせていた……地球連合を始めるまではな。しかしお姉にだけは敵わないこんな私でも、今では地球を転換する大事業になら、この身を捧げてもいいと考えている。いや、この世紀の事業に魂を燃やせないとしたら、他に何があるというのだ。

作品タイトル:帝王学へようこそ!

エピソード名:第11章(1)

作者名:至道流星  shidou

734|社会・思想|連載中|67話|344,098文字

帝王学

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ぼくらには骨の髄まで染み込んでいる『帝王学』ですが、反感・誤解を受けることが多いため、公で語られる機会はほとんどありません。そこであえて虎穴に飛び込み、帝王学を世界で初めて基礎的事項に絞り体系化して、登場人物たちの力を借りながら、真摯に言語化してみたいと存じます。
何気なく読み飛ばす箇所も多いかと思いますが、ご自身の実力・経験値が上がったとお感じになったとき再読して頂くと、その度に新しい発見があろうかと思います。