セリフ詳細

 前世はすごい美少女で、家が貧乏なのが嫌で嫌で、子どものいない裕福な夫婦に、喜んで貰われていった。


 毎日贅沢をしていたがある日、新しいおかあさんが、白いパンを持たせてくれ、本当のおかあさんに会いに行くことになった。


 インゲルは貧しい家には行きたくなかったが、きれいな服を自慢してやろうと思い出かけた。


 途中、大きな水たまりがあり、インゲルは考えた。靴を汚したくない。どうしよう……?

 

 インゲルはみやげのパンを水たまりに置いて、その上を歩いた。

 と、思ったら、水たまりに沈んでいった。

 深い深い水たまりの底には恐ろしい魔女がいた。

「やあ、インゲル、やっと来たね。必ず来ると思っていたよ」

 

 以下、忘れているので省略。


 インゲルはようやく地上に出た。

 けれども、もう人間の姿ではなかった。 

 インゲルは小さな鳥になっていた。 

 インゲルは、エサを見つけると、自分はほんの少し食べ、あとは他の鳥たちに分け与えた。

 インゲルは改心したようだ。


 さらに年月が経ち、インゲルは人間に戻れたか? 

 それほど甘くはないようだ。 

 インゲルはきれいなきれいな金色の美……鳥になった。



 おしまい。


 もう1回話して……


作品タイトル:ひらめいた曲

エピソード名:第38話 パンを踏んだム⚪︎⚪︎

作者名:chaconne  chaconne

10|その他|連載中|55話|63,195文字

短い話, クラシック, 唱歌, 歌謡曲, その他

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『私のお気に入り2』が、停滞しているので『短い話』『人生は七掛け』からひらめいた曲を短めに投稿していきます。曲は投稿済みのものと重複するものが多いです。