セリフ詳細
基本的に原始文明でも生薬なんかは経験的に使われていたのだろうけど、多分1番古い文献としてはメソポタミア文明まで遡る。紀元前3000年頃には既にアヘンが栽培されて、当時は『喜びの花』と呼ばれていたらしい。ハッピーな感じ。その後紀元前2000年くらいにはヨーロッパとか中央アルプスに伝わり、紀元前1500年頃にはエジプトでアヘン製造がされて鎮痛剤に用いられていた。
この他にもイチジクとかザクロとかナツメヤシとかそういったものが美容用とか防虫薬として使われていたようだ。これらの治療は基本的に神殿で行われていた。
その後、エジプトで薬学が発達する。紀元前1500年頃のパピルスでは様々な病気の症例にあわせて生薬療法が記載されている。このころに使用されたものはさっきのアヘンを始め、サフランやセージ、ウイキョウやアロエ、シナモンも含まれたそうだ。ミイラに使う没薬、乳香、亜麻仁ものも含めて。
作品タイトル:【本編未読OK】君と僕らの備忘録
エピソード名:ハーブティというか薬草の歴史(西洋)
★22|日記・個人ブログ|連載中|45話|175,539文字
作品解説, 建築, ミステリー, 宇宙, 妖怪, 都市伝説, 文学, 死体, 法律, 宗教
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【本編未読OK】
一般小説で書いてる作品に出て来た用語等を独断と偏見で解説するチャットノベルです。
単独でも内容がわかるようにしているつもりです(一部の次回予告除く?)。
以下、主なUP記事(未公開含む)
・ 擬洋風建築はロマン砲
・ ブードゥー教とゾンビ映画
・「魂と魄」、キョンシーと道教
・ 口裂け女は現代日本で生きていけるか
・ 神社合祀と伝承の断絶
・ ヘビ毒とヘビの生態、その他の動物毒
・文系でもわかる(といいな)、ビッグバンと多次元宇宙論とか
【修正】字句等については適宜。
10/26 カテゴリかミステリーになっていたので、日記に修正。その他とかの方がいいのかな、よくわからないな。