セリフ詳細

とはいえ最終的には似たようなことを言ってるんだけどね。

ってことで経験論の話をする。中世で最初に有名なのはベーコンかな。経験論の考え方の走りだ。

『知は力なり』っていう言葉で有名だけど、五感という入力媒体をもとに経験によって正しい知識を得ることが大切っていう考え方。でもそのための邪魔者がイドラ。これは先入観とかだけど、知識を獲得するために4つのイドラが立ちふさがる。なんとなくRPGっぽいし、古代哲学っぽい考え方な気がする。

そのイドラは①種族のイドラ(錯覚とか感覚の誤謬によるもの)、②洞窟のイドラ(環境とか国の方針、親の方針とかによる偏見)、③市場のイドラ(人が集まることによる噂とか)、④劇場のイドラ(偉い人が話している言葉)という4つがあってそれが邪魔してるっていうんだな。

作品タイトル:【本編未読OK】君と僕らの備忘録

エピソード名:近世哲学後半概論 デカルトからヒュームまで

作者名:Tempp  Temppp

22|日記・個人ブログ|連載中|45話|175,539文字

作品解説, 建築, ミステリー, 宇宙, 妖怪, 都市伝説, 文学, 死体, 法律, 宗教

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【本編未読OK】
一般小説で書いてる作品に出て来た用語等を独断と偏見で解説するチャットノベルです。
単独でも内容がわかるようにしているつもりです(一部の次回予告除く?)。
以下、主なUP記事(未公開含む)
・ 擬洋風建築はロマン砲
・ ブードゥー教とゾンビ映画
・「魂と魄」、キョンシーと道教
・ 口裂け女は現代日本で生きていけるか
・ 神社合祀と伝承の断絶
・ ヘビ毒とヘビの生態、その他の動物毒
・文系でもわかる(といいな)、ビッグバンと多次元宇宙論とか

【修正】字句等については適宜。
10/26 カテゴリかミステリーになっていたので、日記に修正。その他とかの方がいいのかな、よくわからないな。