セリフ詳細

で、フロイトさんは超自我というのはその属する文化のなかで一定の規範を自己の中に確立することを目的としている。で名前だけはよく知られている幼児から大人になる過程、口唇期とか肛門期とか男根期とかそういうのを通じてこれらの要素が形成されていくわけで、そういう人間の心理的な成長過程のモデルを「心理性的発達段階説」っていうんだわ。フロイトさんはもう少しソフトなネーミングにしたほうが受けたよな。まあ生まれたばかりはエスしかないけど教師的な役割として超自我を形成しつつイドと超自我のバランスをとるためのアウトプット窓口の自我というか。


さてそれで「同一性」という概念が出てくる。ようはアイデンティティだ。

これはエリクソンっていう人がフロイトの心理性的発達段階説ってのを発展させたもので、いわゆる青年期という時期に明確に自己が自己であるという確信を得られるとその後の人生が精神的にはイージーモードになれるという代物だ。

作品タイトル:【本編未読OK】君と僕らの備忘録

エピソード名:発達心理的なアイデンティティの話

作者名:Tempp  Temppp

22|日記・個人ブログ|連載中|45話|175,539文字

作品解説, 建築, ミステリー, 宇宙, 妖怪, 都市伝説, 文学, 死体, 法律, 宗教

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【本編未読OK】
一般小説で書いてる作品に出て来た用語等を独断と偏見で解説するチャットノベルです。
単独でも内容がわかるようにしているつもりです(一部の次回予告除く?)。
以下、主なUP記事(未公開含む)
・ 擬洋風建築はロマン砲
・ ブードゥー教とゾンビ映画
・「魂と魄」、キョンシーと道教
・ 口裂け女は現代日本で生きていけるか
・ 神社合祀と伝承の断絶
・ ヘビ毒とヘビの生態、その他の動物毒
・文系でもわかる(といいな)、ビッグバンと多次元宇宙論とか

【修正】字句等については適宜。
10/26 カテゴリかミステリーになっていたので、日記に修正。その他とかの方がいいのかな、よくわからないな。