セリフ詳細
だから市場の南門に木を立ててこれを北門まで運んだら10金を与えると立て札が掲げられた。でも運ばれなかった。書いてあっても偉い人が反故にしたらお金もらえなくて草臥れ損。当時はそういう世界。そうすると50金と上書きされた。暇な男が運んだら本当に50金をもらえた。商鞅はその事実を示してから法を発布した。けどやっぱり急には人の意識は簡単に変わらなかった。上の者も変わらなかった。上が変わらなければ下は従わないとまずいのが徳治政治なわけですよ。
それで秦の恵文王が太子(皇位継承する王子)だった頃に法律に違反して、流石に太子を処刑できないから教育係の公子2人の鼻を削いで入墨の刑にして侍従を処刑した。公子だって王族なわけで。
ほとんど一番上の王族だって法に厳格に裁かれるってことがわかって秦ではようやく法が守られるようになった。
作品タイトル:【本編未読OK】君と僕らの備忘録
エピソード名:法家の思想と当時の諸相
★22|日記・個人ブログ|連載中|45話|175,539文字
作品解説, 建築, ミステリー, 宇宙, 妖怪, 都市伝説, 文学, 死体, 法律, 宗教
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【本編未読OK】
一般小説で書いてる作品に出て来た用語等を独断と偏見で解説するチャットノベルです。
単独でも内容がわかるようにしているつもりです(一部の次回予告除く?)。
以下、主なUP記事(未公開含む)
・ 擬洋風建築はロマン砲
・ ブードゥー教とゾンビ映画
・「魂と魄」、キョンシーと道教
・ 口裂け女は現代日本で生きていけるか
・ 神社合祀と伝承の断絶
・ ヘビ毒とヘビの生態、その他の動物毒
・文系でもわかる(といいな)、ビッグバンと多次元宇宙論とか
【修正】字句等については適宜。
10/26 カテゴリかミステリーになっていたので、日記に修正。その他とかの方がいいのかな、よくわからないな。