セリフ詳細

ともあれ、悪の心を一時的にでももって天に上ったのは有名人はファウストくらいだな。

このころはキリスト教的価値観がくずれていって個人主義が台頭する直前の時期だった。ダーウィンが進化論とか騒ぎだしたし、科学技術も発展してきて神の御業の効果が薄れた。

個人主義が台頭してくれば好き勝手書いてよくなるわけだけど、そうでもない時期はどうしたらいいか。そうすると自己の葛藤を自己のものであると描きつつ、二重人格とかドッペルゲンガーとして分離させたり、悪魔のささやきと言う形で二極化するしかなかったんじゃないかな、そして19世紀の間はゲーテ以外結局のり超えられなかった。

ゲーテも変な人だしな。自然回帰っていうのかな、なんとなくあるがまま、というと老子っぽいが、キリスト教ではナシナシの輪廻転生も信じてたみたいだ。宰相っていう社会的地位があったから自由に発言できたのかもしれないけど。

作品タイトル:【本編未読OK】君と僕らの備忘録

エピソード名:ドッペルゲンガーの幻影

作者名:Tempp  Temppp

22|日記・個人ブログ|連載中|45話|175,539文字

作品解説, 建築, ミステリー, 宇宙, 妖怪, 都市伝説, 文学, 死体, 法律, 宗教

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【本編未読OK】
一般小説で書いてる作品に出て来た用語等を独断と偏見で解説するチャットノベルです。
単独でも内容がわかるようにしているつもりです(一部の次回予告除く?)。
以下、主なUP記事(未公開含む)
・ 擬洋風建築はロマン砲
・ ブードゥー教とゾンビ映画
・「魂と魄」、キョンシーと道教
・ 口裂け女は現代日本で生きていけるか
・ 神社合祀と伝承の断絶
・ ヘビ毒とヘビの生態、その他の動物毒
・文系でもわかる(といいな)、ビッグバンと多次元宇宙論とか

【修正】字句等については適宜。
10/26 カテゴリかミステリーになっていたので、日記に修正。その他とかの方がいいのかな、よくわからないな。