セリフ詳細

豚肉の臭みを少量のナツメグで消し去っている……いや旨味を増すためだろうか。
ガラムマサラの配分も絶妙で妙味を醸し出している事には疑いの余地はない。
早くて安くて美味しい。それでいて、一切の手抜きを感じさせない。
勤勉な労働者……いや、吉松屋さんの板前さんと呼ばせてもらおうか。
彼の熟練の技巧がなせる最高の温度・スープとうどんの絡み具合。
この様に口が寿(ことほ)ぐのは何年ぶりだろうか……。

作品タイトル:王様と板前野郎 〜最高のカレーうどんを探せ〜

エピソード名:それじゃあ、口調を変えて行ってくるぜ!

作者名:埋猫葬爆  maineko

6|その他|連載中|1話|1,759文字

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王様は言います。
「最高のカレーうどんが食いたいんじゃぁ」
板前は言います。
「私が作りましょうか?」
王様は言います。
「最高のカレーうどんが食いたいんじゃぁ」
板前は言います。
「私が探してきましょうか?」
王様は言います。
「頼んだぞ、国の命運は板前野郎、お前にかかっておる!」
板前は言います。
「私に何かくれるものはないのですか?」
王様は言います。
「最高のカレーうどんが食いたいんじゃぁ」


この続きから始まる究極のカレーうどんを探す冒険(レジェンド)!!_※1


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※1
冒険は英語で「adventure」です。
レジェンドの意味は「伝説」です。

こういったルビを読んで間違って覚えない余裕が欲しいですね。