セリフ詳細

そういう昭和な「下種の勘ぐり」はおよしなさい。佐伯警視正は、純粋に宝生に敬意を持っているから、死なせたくないと考えたのよ。彼が宝生に一目置くのは、わかる気がする。私にとっては、あの子は、使い勝手のいいコマに過ぎなかったけどね。佐伯警視正は、表面は威圧的だけど、根は、案外ナイーヴなの。そこが、こっちにとっては、つけ込みやすいところ。あなたも、覚えておくといいわ。

作品タイトル:守護神 山科アオイ

エピソード名:第88話 救出劇の裏事情

作者名:亀野あゆみ  ksnksn7923

236|SF|完結|89話|154,855文字

女主人公, SF, 冒険, アクション, 少女, ヒューマンドラマ, 現代, 【骨太小説】, ミステリーサスペンス

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アフリカで40万人を超える人々の命を奪うマラリア(2017年WHO推定)。「放電型生体兵器」山科アオイ(17歳)が、抗マラリア新薬を貧しいアフリカの人々に届けるべく、日・米・中3国を向こうに回して奮闘します。