White Suns War -戦場と化した東京の街で生き

科学と医学の発達により廃墟と化した日本の首都、東京。
錬金術の要領で自由自在に武器を生成する『人間兵器』が開発され、山手線を境に二つの勢力が争っていた。

 * * *

田舎と呼ばれる非戦闘地域で暮らす少女、凪の高校に来たのは東京で戦闘に参加している朝季だった。
素性を隠していた朝季だが正体が露見し、それをきっかけに凪と親しくなる。
数日後、再び事件が起こり東京に戻る朝季。自身の不甲斐なさを知った凪は傍観者をやめたいと、朝季を追って戦地東京へ向かう。
EMP(戦場医療班)の資格を得て東京の街で暮らすことになった凪だが、そこで感じたのは違和感。目にしたのは惨状ではなく『楽しさ』だった。

徐々に明るみになる戦場の街の真実。
人間兵器(アテンダー)と名付けられ兵器と化した少年少女達の戦う理由、本当の敵とは?
【テレビの中の戦場】それは本当に他人事?
読み終わった後にこの言葉の意味を考えて欲しい、偽りの戦場を舞台に『他人を愛すること』の意味を知るお話。
「White Suns War」というタイトルで、
小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。

目次

連載中 全29話

2024年04月03日 18:13 更新

  1. Prologue「遺言を、義弟に」 公開日: 2023/12/13
  2. 0.「 boy meets a girl in town 」 公開日: 2023/12/13
  3. 1.「田舎の少女と人間兵器」 公開日: 2023/12/14
  4. 2.「傍観者の町」 公開日: 2023/12/14
  5. 3.「歩道橋の上、海辺の港街」 公開日: 2023/12/14
  6. 4.「雨」 公開日: 2023/12/14
  7. 5.「家族がいた、昔のことだけど」 公開日: 2023/12/14
  8. 6.「選べるということ、決意すること」 公開日: 2023/12/14
  9. 7.「山手線外側で暮らす少年少年たち」 公開日: 2023/12/14
  10. 8.「無制限」 公開日: 2023/12/15
  11. 9.「再会、東京の街で」 公開日: 2023/12/15
  12. 11.「錬金術の要領」 公開日: 2023/12/15
  13. 12.「Emergency Medical Partner」 公開日: 2023/12/16
  14. 13.「告白」 公開日: 2023/12/16
  15. 14.「師弟を結ぶ瞬間」 公開日: 2023/12/18
  16. 15.「北域戦闘領域・平常時」 公開日: 2023/12/20
  17. 16.「移籍」 公開日: 2023/12/21
  18. 17.「南域戦闘領域・再戦前」 公開日: 2023/12/22
  19. 18.「一方的な愛は人に快楽を与えない」 公開日: 2023/12/23
  20. 19.「鳥籠の中、その更に中」 公開日: 2023/12/25
  21. 20.「凪に、出会えてよかった」 公開日: 2024/01/10
  22. 21.「例えば、貧しい兄妹が……」 公開日: 2024/01/15
  23. 22.「終戦の日」 公開日: 2024/02/07
  24. 23.「盛大な模擬戦」 公開日: 2024/02/08
  25. 24.「真実へ」 公開日: 2024/02/10
  26. 25.「あの時、一人ぼっちになった日」 公開日: 2024/02/28
  27. 26.「生きる理由」 公開日: 2024/03/25
  28. 27.「家族愛というものが」 公開日: 2024/04/01
  29. 28.「もし君が、これを聴いているのなら」 公開日: 2024/04/03

登場人物

白河 朝季(しらかわ あさき)

 179cm.18歳。

 戦場で最強ランクとされる【無制限】の能力を持つ人間兵器(アテンダー)。所属は反乱軍、北域部隊隊長。

 幼い頃の記憶がなく戦場の民家にいたところを白河夕季に拾われ、義兄弟の関係を結んだ。

 八部隊五編制では一番部隊隊長。

白川 凪(しらかわ なぎ)

 158cm.15→16歳

 EMP(外傷専門の戦場医療班)部隊所属。

 平和な田舎の町で暮らしていたが、朝季と出会い彼を追って戦場入りした。会話下手で、人の顔を覚えるのが苦手。

 線が細く華奢、師匠である修二からは「洗濯板」と揶揄されている。

 八部隊五編成では四番部隊副長。

雨月 三次(うづき みつぎ)

 170cm.16歳。

 凪の隣の高校に通う男子学生。

 雨の日に傘を忘れた凪に声をかけ親しくなるが、それには裏の目的があった。

 戦場で母親を失い、特例として田舎に帰れていた元反乱軍の人間兵器《アテンダー》

神谷 景子(かみや けいこ)

 153cm.17歳。

 朝季の幼馴染み的存在の女性|人間兵器《アテンダー》。口下手で毒舌、敬語で話すのが癖。たすくとは犬猿の仲。

 東京入りしてから訓練校に入所したが、その生活が嫌で逃亡したところ朝季に拾われ、特別待遇で白河義兄弟の側で暮らす事になった。

 八部隊五編成では七番部隊隊長。

綾音 たすく(あやね たすく)

 173cm.19歳。

 凪が戦場入りした際に教育係になった戦用|人間兵器《アテンダー》。

 内戦が始まってすぐ、東京送り確定孤児院に入所させられた。

「迎えに来る」の母の言葉を信じていたが叶わず、施設内で浮いた存在になり問題を起こしていち早く戦場に送られた、一番最初の孤児院出身者。

 八部隊五編成では六番部隊隊長。

相澤 修二(あいさわ しゅうじ)

 182cm.19歳。

 EMP一種(医者レベル)資格を持つ凪の先輩及び上司。

 反逆者で構成された必死部隊、特攻隊唯一の生き残り。その時の出来事が所以でEMPを目指し、僅か四ヶ月で一種の資格を取得した。

 たすくとは同郷で、戦場に来る前にある約束を交わしていた。

 八部隊五編成では四番部隊隊長。

三上 冬那(みかがみ ふゆな)

 162cm.25歳。

 朝季の保護者的存在。

 上層部と呼ばれる、東京の街で強い権力を持つ組織に属している。

 朝季の義兄、白河夕季とは戦前からの知り合いだった。

茉理 隼人(まつり はやと)

 175cm.24歳。

 人間兵器《アテンダー》の開発及び修繕を行う学医の資格を持つ。戦内戦中は北域部隊司令長の職に就いていた。

 東京軍では総司令職を務め、三十人程度なら同時に声を聞くことができる。人間兵器を開発した、最初の学者の息子で、本名は姫乃隼人。

沼津 弥市(ぬまづ やいち)

 165cm.16歳。

 凪と同い年の分析系人間兵器《アテンダー》

 たすくと同じ施設に入所し、三年前に東京入りした。女顔である事がコンプレックスで、たすくに憧れて真似をしている。

 頭の良さはランク一位だが、言動がアホ故に八部隊五編制では五番部隊副長に就く。

羽田倉 斗亜(はたくら とあ)

 162cm.16歳。

 政府軍のエース、戦闘狂な人間兵器《アテンダー》。

 無制限で戦場ランクは二位。

「斗亜が現れたら必ず死人が出る」と言われており、殺し方も残虐。

 八部隊五編制では二番(精鋭)部隊隊長。

ファンレター

ファンレターはありません

小説情報

White Suns War -戦場と化した東京の街で生き

サエグサナツキ  saegusanatsuki

執筆状況
連載中
エピソード
29話
種類
一般小説
ジャンル
SF
タグ
ダークファンタジー, 群像劇, 伏線, ボーイミーツガール
総文字数
127,026文字
公開日
2023年12月13日 15:18
最終更新日
2024年04月03日 18:13
ファンレター数
0