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活動報告

新しい啓示文学「神の化け物ー THE MONSTER OF GOD ー」につきまして

こんばんは。
新しい啓示文学が出ます。
啓示を受けてから三日程で描き上げた短編文学となります。

タグについておられる先生方のご説明を致したいと思います。

まず「空の境界」の奈須きのこ先生につきまして有名過ぎて説明しようがないと思います。
今回の啓示文学は少しだけ反論小説めいていまして。
「空の境界」の世界観及び奈須きのこ先生の文学の世界観に「根源」という概念が存在致します。そちらに対する解釈が少し異なっております。
別に意図して反論したい訳ではなく、結果論としてそうなったのであります。
奈須きのこ先生の代表作を否定したい訳ではないのです。

又、「狼と香辛料」の支倉凍砂先生のお使いなられていらっしゃった口調や経済観念も参照にさせて頂いております。 おそらく、支倉凍砂先生もご紹介する必要性がない程著名な作家先生です。

そして火ノ鳥飛鳥先生の文学も参照にさせて頂いております。
火ノ鳥飛鳥先生は現在カクヨム様というサイトにてファンタジー文学を描かれていらっしゃいます。未だ商業作家ではない模様ですが、日々精進なされていらっしゃる努力家であられる方です。私も時折拝読させて頂いております。火ノ鳥飛鳥先生の代表作であられる「今日から始める滅亡回避!皇女の冒険書籍体験記」の皇女殿下の口調を参照させて頂いております。ただ、誤解なされて欲しくないのは火ノ鳥飛鳥先生の登場人物の方が優雅で強く品性があります。

啓示文学に話を戻したいと思います。
この文学はおそらく何を啓示したいのかいまいち判らない物語です。二、三日おきに更新され、全十二話になります。最後辺りになり、少し啓示内容が明かされます。

啓示文学というと如何にも宗教的で胡散臭いと感じられると思います。
それは致し方ないと感じます。宗教家と無宗教家には見解の違いはあります。別に無宗教家だから駄目という話でもないのです。

エーリッヒ・フロム先生のお話をしたいと思います。この方はイスラエルの方で著名な哲学者でもあります。この方の話したい内容の一つに「私の神は正しい」に対する危惧があります。
世界において「私は正しい」となると宗教家は明らかに危惧を抱きます。なぜなら「私は正しい」という観念は「私は正しい」ことによって「自らを神格化する怖れ」があるからです。
エーリッヒ・フロム先生は更に発展させ、「私の神は正しい」の危険性を唱えた哲学者でもあります。
一見すると「神は正しい」という論法で解決出来そうなのですが、「私は間違えている」けれども「私の神は正しい」という観念は時として危険性があります。別に宗教が間違えているなどの話ではなく「私の神は正しい」という観念は自らを正当化する論法に繋がりかねない危険性をはらんでいます。
この論法は二十世紀における教会の在り方に深い疑問を投げかけるものでした。「私の神の正しさ」を主張する余り「私の正しさ」を主張する危険性が警告なされています。

何を言いたいかと言いますと「神は正しい」のは善いが、その為に自らの全てを正当化するのは宗教家と無宗教家に問わず誰もが陥る危険な論理だということです。
人間ですから「自分が正しい」と思うのは致し方ないです。ただ、それによって排斥運動が起こるのは危険であり、社会はより多様性を重んじていく方が善いのだと思います。

という上述の流れも少し関わってくる啓示文学にもなります。
捉え方は先生方と読者様方にお任せ致したいと申し上げます。

長々と失礼致しました。

世の中で生きる方々がありのままで生きていけます様に。

2023年 09月30日 (土) 19:44|コメント(0)

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