この夏にやり残したことはなんだろう？　と考えて、やっぱりホラーを書いてないことかなと思いあたりました。
この間、ネットで外国の方の文章を読んだのですが、その方は「怖い話を聞くと涼しくなる」という日本人の感覚は理解できないと書かれていました。
こういう感覚は科学では証明できないものなんでしょうが、江戸時代の夏なんか怪談会の花盛りだったわけで、「ま、涼しくなったことにしちゃおうか」というアバウトさこそ、意外に日本人の本質なんじゃないかと思う今日この頃です。（最近ちょっと息苦しいようなものばかり強調されるような気もするので…）
――というわけで、わたしもホラー書いてみました。公表順に、
①古風な女
②秋虎
③柿
の三篇です。①と③は【2000字ホラー】投稿作品です。
自分で書いていると、怖いのかどうかいまひとつわからないのですが、いかがでしょうか。
一服の涼を味わっていただければ嬉しいです。

2020年 08月26日 (水) 10:48｜コメント（2）