このところ、わりとちゃんと？原作『伊勢物語』の翻訳みたいになっている『今日カレ』ですが、
違うか。平安時代にクリスマスはありません(笑)。あれは本当は菊と紅葉の会です。業平くんが余興にわざとお爺さんの格好をするのは原作のとおりですけど。
ともあれ、原作が、恋バナではない友情のお話が続いていて、しかもぐうぜん年末年始のエピソードだったりしました。面白いですね。
お互いに思いやりしかない、というね、心暖まるエピソードが続いているので、年の瀬にちょうどいいと思って書いています。業平くんと愉快なフレンズ、みたいな(笑)。

過去のファンレターと星を一つずつ全削除（その人の分）されるという、恐怖の一夜から１週間たちました。
ファンレターと星は減るだけだからかまわないのですが、作品の一つをめちゃくちゃに切り刻まれてしまったので、直すのが大変でした。作品の責任者は私ですから。
読者の中にはオフでも知人の人たちがいて、
「活動報告に物凄いことを書かれているから読まないほうがいい」
と言われたので、けっきょく読んでいません。
こんな規模のは初めてですが、同じような目には何度も遭っています。ファンレターや活動報告にコメントなど下さり、私の反応がお気に召さないと
「応援してやってるのに恩知らずだ」
と思われるらしく、お気に入りを外され、星を一つずつ削られます。
私はいままでにさしあげたファンレターや星を引き上げたことは一度もありません（今回もしていません）。それは、出した手紙を相手の家にあがりこんで「私の手紙だから私のだ」と言って引き出しからつかみ出して、相手の目の前で破り捨てたり、
私がストリートミュージシャンで、帽子にコインを投げてくださったのを、戻ってきて帽子からつかみ出して去っていくのと同じじゃないでしょうか。

そんなときに、何の見返りも求めない業平くん＆フレンズのおはなしは、とても私の心にしみました。
この８日で私の星は（激減した時点から数え直して）600以上増え、PVは（切り刻まれたページを削除して減った時点から数え直して）12,000増えました。
PVの数パーセントはわざわざ星を削るための閲覧ですし、鼻で笑って読んでいる人たちもいるでしょうけれど、それ以上に無言の、それこそ見返りを求めない優しいお気持ちは私に届いています。
本当にありがとうございます。
私には、もっと良い作品を書くしかお礼のしようがありません。これからもそうしていきますので、またお読みいただけたら本当に嬉しいです。
心からの感謝をこめて。メリークリスマス。

2021年 12月24日 (金) 10:53｜コメント（0）