『夢百夜』完全版（増補版）、昨夜完結しました。
応援いただき本当にありがとうございました！<(_ _)>
また読みに来ていただけたら嬉しいです。当分は置いておきます。

巻三は2020年の分なので、巻末で１年数ヶ月のずれがあります。
この時の私は、まだ『ダブルダブル』も『今日の彼、明日のあたし』も書いていなかったんだなあと思うと、不思議な気がします。

誰かの作品を夢中になって読むとき、
とくに、読み終わってからも、好きな場面をまた読み返したくなるとき、
その作者を知らないのに、顔も声も、歳も、性別もわからないのに、
その人の世界が、私の時間の一部になっていることに気づいて、
日付を見ると、その人が十年以上前に書いた作品で、最近のその人は、もうその先へ行っていて。
だけどその作品は、いまの私の心を埋めてくれていて、
十年前の私なら、その作品に夢中になったか、必要としたかわかりません。

何度でもその世界に戻れるのは、そのたびに心のすきまを満たしてもらえるのは、
物語って素晴らしいなと思います。
私も、そういうおはなしを書いていきたいです。

2022年 03月12日 (土) 06:15｜コメント（0）