『【ブックガイド】人生は、断片的なものでできている』に、アルベール・カミュの『異邦人』を追加しました。
カミュは、フランス統治時代のアルジェリア生まれのフランス人でノーベル文学賞を受賞した作家です。
「ノーベル文学賞を読んでみよう」と題した章の2話目に『異邦人』を新たに挿入しています。
『異邦人』は言わずと知れた名作で、すでにお読みのかたも多いかと思いますが、まだ読んだことがないかたもいると思い、結末は明かさずに書きました。
ナチスによるフランス占領の比喩ないし寓話という主流の解釈とは違った、今時の読み方であえて書いてみましたので、お時間のございます時に、お読みいただけましたらさいわいです。どうぞよろしくお願いいたします。

ネタバレ考察を読んでみたいというかたがいらっしゃいましたら、わたしの読書ブログ「真空溶媒」の「アルベール・カミュ『異邦人』」（2020/06/21）をお読みいただければと思います。（アトリエページにリンクしてあります）
ブログのほうでは、フランス語辞典を引っ張り出してきて、原題のétrangèrの意味は何か？ といった内容について書いています。

次回は『有機交流電燈 ダイアローグ』に1話追加する予定です。

2023年 05月23日 (火) 21:18｜コメント（0）