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活動報告

自由を賭けた我らの戦記


「未来が今よりよくなる見込みがないのなら、つらい過去はいつまで経っても過去にならぬ」

(〈アースフィアの戦記〉月ニ憑カレタ歌語リ/二十二章 地層ヲ狂乱セシメル歌)

神は己に似せて地球人を創った、と抜かしたのは誰じゃったかのう。
まあ、地球人が己に似せて我ら言語生命体を創造したのは確からしいがの。

して、なんのために?

この私、シルヴェリア・ダーシェルナキにあてがわれた最初の家庭教師はこう答えての。

なんのためにかはわからぬが、何者としてそれをしたかは明白である、と。

神ははじめから神であり、神として地球人を創造した。
だが地球人は神になるために被造物を必要としたわけじゃ。

で?
そのような内容は、何のために己が生み落とされたかの答えになっておらぬではないか。
子は親を親にするために生まれるのかえ?
そうではなかろう。

親の受容と愛情を求め、自立できない子供。
これが我々の姿である限り、惑星アースフィアが滅び果てるまで戦争を止められまい。

神が見た目だけ似せて人を創ったならば、人はただの神の人形にすぎぬ。
だが、人がそれほど意味のない存在ならば、意味を巡って苦しむこともなかったじゃろうて。

なればこそ、生きるすべての苦しみが、世に神性なり高貴な理念のあることを証(あかし)してくれようぞ。

5月4日を以て、『〈アースフィアの戦記〉月ニ憑カレタ歌語リ』22章を全ページ公開済みじゃ。明日からは23章が始まる。

アースフィアに来てくださいなどと私は言わぬ。

来い。

2020年 05月06日 (水) 20:38|コメント(0)

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