第7話 なんと切ない変奏曲! ブラームス クラリネット五重奏曲
文字数 313文字
ヨハネス・ブラームス(1833~1897)はドイツの作曲家。本作は晩年の1891年に作曲された。楽器編成は、通常の弦楽四重奏にクラリネットを加えたものとなっている。
【トホホポイント】人生の黄昏を感じる曲。第4楽章の最後の変奏曲は切なくて涙かこぼれそうになる。
クラリネット カール・ライスター カラヤン時代にベルリン・フィルの首席を務めた巨匠。
ヴァイオリン 加藤知子、三浦章広 ヴィオラ 川本嘉子 チェロ 山崎伸子
【ここがツボ】29:58からの第4楽章は変奏曲で36:12から最後の3拍子の第5変奏曲は、人生の最後に愛する人と踊りたい。
終演後の長い静寂の後、深い感動の拍手に包まれた巨匠ライスターが目頭を押さえるシーンがよい。