55)ベルトルドとの語らい

文字数 3,818文字

 軍での勤めを終えてきたライオン傭兵団は、夕食の準備ができるまでスモーキングルームに集まるのが、ベルトルド邸にきてからの日課となっていた。
 いつもならガヤガヤと適当な雑談が飛び交うが、今日はみんな黙ってキュッリッキの朗読を拝聴中である。
 家庭教師グンヒルドに毎日一時間字を教わっている。グンヒルドが用意する本を朗読し、言葉の意味を教わり、キュッリッキの国語力も少しずつ上達していた。
 19歳にもなるキュッリッキが、7~8歳の子供が読むような本を一生懸命になって読んでいる。しかしそのことを誰もバカになどしない。
 家庭や金銭的な事情で、基礎学校へ満足に行けず働きに出る子供達が普通にいる。傭兵をしている子供は、そういった背景が多いのだ。
 キュッリッキの詳しい生い立ちは知らないまでも、勉強することを喜び、真摯に取り組む姿勢は応援に値するのだった。
 しかめっ面になったり、得意そうな顔をしたり、百面相も披露しながらの朗読会が終わると、キュッリッキは恥ずかしそうに笑った。みんなから励ましの拍手が贈られる。

「だいぶ読める単語が増えてきましたね」

 シビルがニッコリ言うと、

「その調子で好きな路線の本を読むと、覚えるのも、もーっと早くなるかも」

 尻尾をフサフサ振りながら、ハーマンが分厚い本を一冊差し出す。

「『初心者でもわかる魔法辞典』?」

 受け取ったキュッリッキが表題を読むと、ハーマンはえっへんと胸を張る。

〈才能〉(スキル)は違うものでも、理解を深めるためには一読する価値はあるよ。仕事にも大役立ちさ」
「ふみゅ~」

 言われて適当なページを開くが、すぐにパタンと閉じる。

「謎いミミズ語がいっぱい並んでるかも…。ベルトルドさんの書く字みたい」
「えー…あんなのと一緒にしないでよー」

 ハーマンは飛び跳ねながら抗議した。

「俺がなんだ??」

 スモーキングルームのドアを開けながら、ベルトルドが不思議そうな顔で入ってきた。ハーマンは慌てて口を塞ぐ。

「おかえりなさい」

 部屋のあちこちから、棒読みのような挨拶がチラホラ投げかけられる。

「おかえりなさい、ベルトルドさん」

 ベルトルドに笑顔を向けると共に、キュッリッキは心配そうな視線を股間に注ぐ。

「ただいまリッキー、もうナマコは退治したぞ」

 笑顔をひきつらせながら、ベルトルドはキュッリッキを抱きしめる。

「俺のフランクフルトは、ナマコごときに殺られたりはしないぞ」
「ほむ…」

 キュッリッキは一人意味不明な表情を浮かべていたが、ライオンのみんなは俯いて身体を小刻みに震わせながら、必死に笑いを堪えていた。



 夕食を終えると、ベルトルドは自分の部屋で使っている一人用のお気に入りソファをキュッリッキの部屋へ持ってきてだらりと座った。デスクワークと会議詰めで、肩もこってるし背中も痛い。
 背をグーッと伸ばして唸っていると、後ろで手を組んだキュッリッキが、不安そうに前に立った。

「ベルトルドさん大丈夫? すごく疲れてるみたい」
「仕事が忙しくてね。でも大丈夫だぞ、リッキーの顔を見たら疲れも吹っ飛んだ」

 ベルトルドの柔らかな笑みに、キュッリッキもホッとしたように笑顔を見せた。
 先月過労で倒れて入院している。そのためリュリュが、一日置きに残業させずに定時で帰らせていた。戦争を控えた大事な時期だけに、ベルトルドの体調のほうが最優先なのだ。

「そういえばさっき、あいつらに本を読んでいたようだね」
「うん。新しい本が読めるようになったから、みんなに聞いてもらってたの」
「そうかそうか。――おいで、リッキー」

 ベルトルドは膝にキュッリッキを座らせると、テーブルに置いてあった本を超能力(サイ)で取り寄せる。

「俺にも読んで聞かせてほしいな」
「うわっ。はいなのっ」

 キュッリッキはちょっと緊張した面持ちで本を開く。スウッと息を吸い込み、肩を強ばらせて読み始めた。
 創作の冒険物語を、小さな子供向けに判りやすく書かれたもののようだ。
 流暢に読む箇所、たどたどしくつっかえながら読む箇所があるなど、まだまだ不慣れな口調で読む姿が微笑ましい。時々読めていない単語を教えながら、ベルトルドは優しい笑みを浮かべていた。
 元から全く字が読めないわけではなく、これまでの生活で必要な字は読んで理解している。ただ、偏った覚え方や意味をしっかり把握出来ていない部分も多いので、今のうちに正しく覚えたほうがいいだろう。幸いグンヒルドの教え方が良いのか、キュッリッキの飲み込みは早かった。
 朗読が終わると、ベルトルドはキュッリッキを抱き寄せ、ご褒美に頭や頬にキスの雨を降らせた。

「教わったことを、ちゃんと覚えているようだね。授業は楽しいかな?」
「うん、とっても。一時間じゃ物足りないの。もっともっと色んな事教わりたい」

 目をキラキラさせながら、キュッリッキはウキウキ感を笑顔に漂わせた。

「戦争が終わったら、授業時間を増やしてもらうといい。ヴィヒトリも文句はなかろう」
「そうだといいなあ~」

 そう言って、急にキュッリッキの表情から笑みが薄れていく。

「どうしたのかな?」

 様子に気づいたベルトルドが頭をそっと撫でると、キュッリッキは俯き、少し考えるように視線を床に落とす。

「アタシね、ずっと、生きていくことだけを考えてたの。働いて、ご飯食べて、寝て、たまにハドリーやファニーと遊んで、それだけ」

 背表紙に掌を這わせ、自嘲するような笑みが口元を掠めた。

「ライオンのみんなとお喋りしたり、グンヒルド先生とお勉強したりしてるとね、アタシってつまんない子って気づいちゃったの」
「リッキー?」
「えへ」

 どこか寂しそうな苦笑をベルトルドに向けて、キュッリッキは小さく舌を出した。

「将来何になりたいとか、生きる意味とか、目標とか、趣味とか、そんなの何にもないの。それに気がついちゃったのね。そしたら急に恥ずかしくなって、アタシってつまんない子だな~って思って…」

 ベルトルドは首を横に振ると、キュッリッキを優しく抱きしめる。

「これから見つけていけばいいだけのことだぞ? リッキーはまだ19歳だ。これから色んなことにチャレンジして、可能性を広げられる」
「でも、みんな幼い頃には、将来は何になりたいか決めてたって言ってたよ」

 一旦身体を離し、ベルトルドはキュッリッキの顔を真正面に向けると、コツンと額を突きつけた。

「この世界には〈才能〉(スキル)というものがある。俺は超能力(サイ)、リッキーは召喚。あいつらは戦闘だったり魔法だったりするが、生まれ持った〈才能〉(スキル)でだいたい将来の職業なり道なりが決まる。〈才能〉(スキル)を活かした職業の方が、やりやすいしな」
「うん」
「しかし手持ちの〈才能〉(スキル)とは関係ない分野へ進もうとすると、小さい頃から目標を定め、努力が必要になるだろう。そうしたマゾイ道を選ぶ奴も沢山いる。しかしそれらは選択の一つであり、必ず選ばなければならないという決まりはない」
「そうだね」
「リッキーはこれまで傭兵の世界しか知らなかった。だが、これからは違う世界も沢山知ればいい。リッキーが望んだ勉強は、新しい世界を沢山見せて広げてくれる。その中から興味を持ったものにチャレンジしてみればいい。リッキーにはそうするだけの時間が沢山あるから、焦らなくて大丈夫だよ」

 優しい光を宿すベルトルドの瞳をジッと見つめ、キュッリッキは嬉しそうに目を細めた。
 
(親に捨てられず、たとえ捨てられていても、誰かが手を差し伸べてくれていたら…)

 それは、思わないようにしてきた。でも時々、ふとそう思ってしまうことがある。ごく普通に育ってきた人たちと話をしていると、自分は異質だと感じてしまうのだ。
 しかし今はベルトルドがいて、アルカネットがいて、ライオン傭兵団がいる。何もなかった自分の将来に、可能性を見つけることが出来るのだ。
 すぐには見つからなくても、探していけばいい。選択するという道が、目の前に敷かれたのだ。
 とても嬉しかった。
 額を離すと、キュッリッキは「そだ」と首を傾げた。

「ベルトルドさんは、どうして副宰相になったの?」
「うん?」
「ルーさんが、ベルトルドさんはヒモか詐欺師で一生食っていけるって言ってたの」

 詐欺師は判るが、ヒモの意味がキュッリッキには判らない。

「リッキー、ルーから教わったことは何でも、逐一俺にも教えてくれ」

 光が零れるような爽やかな笑顔をするベルトルドを、キュッリッキはドン引きして見つめる。背後に怒りのオーラが見えるのだ。

「…はいなの」
「俺が副宰相になったのは、能無しボケジジイに押し付けられたからだったんだが…。俺にはどうしても、やり遂げなければならないことがある」
「やり遂げなきゃいけないこと?」
「うん。それは俺の生涯をかけても、絶対にしなきゃいけないんだ」

 ベルトルドは前方に視線を向ける。
 宝石のようなブルーグレーの瞳は、部屋ではない別のところを見据えている。
 温和な表情が消え、鋭い目つきと、不敵な笑みが口元を覆った。その表情を見て、キュッリッキは身をすくませる。普段キュッリッキには見せない怖い顔だ。
 手に伝わる小さな震えに気づき、ベルトルドは表情を和ませた。

「――俺の目的のためには、副宰相くらいの地位がないと遂行しにくいんだ。それでこんなに忙しくて面倒な役回りを引き受けている」

 そう言って、キュッリッキに優しく微笑みかけた。

「ベルトルドさんも、頑張ってるんだね」
「ああ、そうだな」
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登場人物紹介

【キュッリッキ】

・〈才能〉:召喚、ランク:over

・年齢:18歳⇒19歳、女性

・出身:アイオン族

・一人称:アタシ

本作の主人公。

フリーで傭兵をしているが、ベルトルドにスカウトされたことでライオン傭兵団へ入ることになる。

【ベルトルド】

・〈才能〉:超能力、ランク:over

・年齢:41歳、男性

・一人称:俺

ハワドウレ皇国副宰相、アルケラ研究機関ケレヴィルの所長。

「泣く子も黙らせる副宰相」という物騒な通り名を持つ。

とある事件を解決に導いたことで軍総帥の地位も下賜され、毎日デスクの上に書類の山脈を作るほど事務仕事に忙殺されている。事実上国政の長。

【アルカネット】

・〈才能〉:魔法、ランク:over

・年齢:41歳、男性

・一人称:私

ハワドウレ皇国軍特殊部隊尋問・拷問部隊長官⇒ヴィーンゴールヴ邸(通称:ベルトルド邸)執事長⇒ハワドウレ皇国軍特殊部隊魔法部隊《ビリエル》長官。

異色の経歴を持つ世界最強最高の魔法使い。

【リュリュ】

・〈才能〉:超能力、ランク:S

・年齢:41歳、男性(オカマ)

・一人称:アタシ

ベルトルドの首席秘書官でオカマ。

事務処理能力に富み、ベルトルドの股間を常に狙い、オカマの恐怖でベルトルドを威圧している。

【シ・アティウス】

・〈才能〉:記憶、ランク:SS

・年齢:41歳、男性

・一人称:私

ハワドウレ皇国アルケラ研究機関ケレヴィルの研究員⇒所長。

アルケラに関する研究をもっとも積んでいて、知識量も豊富。

【カーティス】

・〈才能〉:魔法、ランク:S

・年齢:30歳、男性

・一人称:私

・魔具:強化魔法の呪文を彫り込んだ銀の杖

ライオン傭兵団の創立者でリーダー。

ベルトルドから解放されることが願い。やや選民意識がある。

【ギャリー】

・〈才能〉:戦闘・武器系複合、ランク:S

・年齢:29歳、男性

・一人称:オレ

・武器:魔剣シラー(大剣)

・特殊技:リヴヤーターンモードなど

ライオン傭兵団の兄貴的存在。面倒見がいい。ザカリー、ルーファスとは同郷の幼馴染。今も2人とは仲がいい親友。

【ルーファス】

・〈才能〉:超能力、ランク:S

・年齢:30歳、男性

・一人称:オレ

ライオン傭兵団中衛・通信・支援・時々攻撃担当。片手剣と超能力を組み合わせた独自の戦闘をとることができる。

亡きベルトルドの後継者と目されるほどの女好き。ただし、巨乳美女が好み。気さくなお兄さんといった優しい性格。

【ザカリー】

・〈才能〉:戦闘・武器系遠隔複合、ランク:S

・年齢:28歳、男性

・一人称:オレ

・武器:魔銃バーガット

ライオン傭兵団の後方遠隔攻撃担当。〈才能〉の能力で異様に視力が高く調整できる。

本気でキュッリッキを好きになるが、仲は仲間以上縮まらない。

【シビル】

・〈才能〉:魔法、ランク:AAA

・年齢:歳、女性

・一人称:私

・魔具:木の杖

ライオン傭兵団の強化・支援担当。攻撃はあまり得意な方ではない。

何かと騒がしい団の中では、常識論を言うけどあまり聞き入れてもらえない。しかし挫けず奮闘中。

【ハーマン】

・〈才能〉:魔法、ランク:S

・年齢:27歳、男性

・一人称:ボク

・魔具:分厚い本

ライオン傭兵団の前衛担当。高い魔力を持ちハイレベルの魔法を使いこなすが、魔法コントロールを苦手としている。

【ガエル】

・〈才能〉:戦闘・格闘系複合、ランク:SS

・年齢:33歳、男性

・一人称:俺

・装備:ドラウプニル(篭手)

ライオン傭兵団の前衛担当。ブルーベル将軍の甥でもある。

タルコット、ヴァルトとは筋金入りの戦闘バカトリオ。

【ブルニタル】

・〈才能〉:記憶、ランク:AA

・年齢:29歳、女性

・一人称:私

ライオン傭兵団の中では、分析、戦略立案、情報収集、後方準備などの後衛を担当。何故か手帳にメモをとる癖がある。

【ペルラ】

・〈才能〉戦闘・武器系剣術、ランク:S

・年齢:28歳、女性

・一人称:私

・特殊技能:アサシン

ライオン傭兵団の中では、ときに近接戦闘もするが、後方から短剣などで支援をしたり、偵察や情報収集も行う。

ヴァルトに熱愛されているが、思いっきり鬱陶しく思っている。

【ランドン】

・〈才能〉:魔法、ランク:S

・年齢:29歳。男性

・一人称:私

・魔具:ナシ

ライオン傭兵団の中では、主に回復魔法担当。その他ザカリーの魔弾作成もしている。

回復魔法などの繊細な魔法の扱いが上手く、専属医の居ない傭兵団の中で、団員たちの健康状態を常に気遣っている。

【メルヴィン】

・〈才能〉:戦闘・武器系剣術、ランク:SS

・年齢:30歳、男性

・一人称:オレ

・武器:爪竜刀

ライオン傭兵団のサブリーダー、前衛担当。

皇国五指に入るほどの剣術マスター。軍を辞める際、思い留まらせるために10人の大将が宿舎に列を作ったというレジェンドを持つ。生真面目で優しく、よく人を見ている。が、ある一点のみ究極の激鈍。

【タルコット】

・〈才能〉:戦闘・武器系剣術、ランク:SS

・年齢:29歳、男性

・一人称:ボク

・武器:魔剣・スルーズ(大鎌形態)

ライオン傭兵団前衛・近接戦闘担当。ヴァルトと並び、ライオン傭兵団の美人双璧と呼ばれるほどの、美貌の持ち主。ただ何故か女性と間違われてナンパされまくる不運に見舞われている。

常に黒一色の服装を好み、黒以外まとうことはない。ガエル、ヴァルトとは筋金入りの戦闘バカ。

【ヴァルト】

・〈才能〉:戦闘・格闘系複合、ランク:SS

・年齢:30歳、男性

・一人称:俺様

・装備:ドラウプニル(篭手)

ライオン傭兵団前衛・近接戦闘担当。

タルコットと並び、ライオン傭兵団の美人双璧と呼ばれるほどの、美貌の持ち主。しかし口を開くとバカ発言やバカっぽい口調が特徴。

団員の誰よりもしっかりと真実を見抜いている、鋭い洞察力に優れている。ペルラと結婚したいと悩んでいる。

【マリオン】

・〈才能〉:超能力、ランク:AA

・年齢:30歳、女性

・一人称:アタシ

ライオン傭兵団中衛・通信・支援・時々攻撃担当。

団のオネエサン的存在で、ルーファスとつるんでキュッリッキで遊んだり、ワルイことを教えている。しかし、みんなのムードメーカー。

【マーゴット】

・〈才能〉:魔法、ランク:C-

・年齢:26歳、女性

・一人称:私

ライオン傭兵団のお荷物。元マスコット的存在(自称)。カーティスの恋人。

魔法の扱いが下手すぎて、仕事はほとんどさせてもらえない。しかし報酬は当然のように受け取るので反感を買っている。自分では上手いと思い込んでいる。

【ヴィヒトリ】

・〈才能〉:医療系複合、ランク:SSS

・年齢:28歳、男性

・一人称:ボク

ボクハーメンリンナの大病院に勤務する医師。キュッリッキの主治医で、ヴァルトの弟でもある。

【ハドリー】

・〈才能〉:戦闘・武器系両手斧術、ランク:B+

・年齢:25歳、男性

・一人称:オレ

キュッリッキが初めて得た親友。面倒見がとても良い。

【ファニー】

・〈才能〉:戦闘・武器系剣術、ランク:B+

・年齢:21歳、女性

・一人称:あたし

キュッリッキの親友でお姉さん的存在。3年前にギルドで出会って何かと世話を焼いててそのまま仲良くなった。

【グンヒルド】

・〈才能〉:記憶、ランク:A+

・年齢:41歳、女性

・一人称:私

良家の子女を主にしている家庭教師。ダエヴァのカッレ長官の姉君でもある。

キュッリッキの家庭教師になった。

【リトヴァ】

・〈才能〉:超能力、ランク:AAA

・年齢:63歳、女性

・一人称:私

ベルトルド邸のハウスキーパー。

【セヴェリ】

・〈才能〉:超能力、ランク:AA

・年齢:68歳、男性

・一人称:私

ベルトルド邸の従僕の一人だったがアルカネットが軍に復帰してから執事代理になる。

【アリサ】

・〈才能〉:戦闘系槍術、ランク:S

・年齢:24歳、女性

・一人称:私

ベルトルド邸のメイドで、キュッリッキ付きになる。

【皇王】

・〈才能〉:超能力、ランク:S

・年齢:70歳、男性

・一人称:ワシ

タイト・ヴァリヤミ・ワイズキュール。ハワドウレ皇国の皇王。

ベルトルドからは面と向かって「昼行燈の能無しボケジジイ」と言われているが気にしてない。

【ブルーベル】

・〈才能〉:戦闘系格闘複合、ランク:SSS

・年齢:72歳、男性

・一人称:ワシ

ハワドウレ皇国将軍。ガエルの伯父でもある。

【ハギ】

・〈才能〉:記憶、ランク:AA

・年齢:44歳、男性

・一人称:私

ブルーベル将軍の秘書官。

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