第1話 「残ったリンゴ」

文字数 873文字

どうも、白い棒人間のサトウだ。サトウって呼んでくれ、この物語の答えを探す係と言うか感じかな?


ルパン三世が好きなシルクハットの榎田(えのきだ)と言ってくれ諸君よ。この物語のアンサーと呼んでくれ。では早速始めようではないか。
榎田さん、質問です。
なんだい?
水平思考ゲームってなんぞ?
水平思考っていうものは想像力を試す問題で想像力を鍛えるゲームのことだな。
でも、そんなのやる必要性あるんですか?
えっ・・・まあ、想像力っていうものはこの小説家にも大切なんだ。サトウ君も小説家だろう?
そうです!ルールは何ですか?
僕が文章を読み上げるから君が僕にそのことへの質問をしてくれ。分かった?
問題のことを質問するのか・・・OKです!
では今日はこれやろう、「残ったリンゴ」という話だ。

問題:部屋の中にはリンゴが六つ入ったかごが置いてあり、女の子が六人いた。

女の子が一つ一つずつリンゴを取ったがかごの中にはまだリンゴが一つ入っている。

何故だろう?

これで、質問していいんだね?
OKさ、はいかいいえか関係ないで答えるよ。
質問「食べられたリンゴはあったの?」
いいえ
質問「六人ともリンゴをもらったの?」
はい
質問「部屋には六人の女の子以外誰もいない?」
はい。
質問「最初から最後まで、部屋にはリンゴしかない?」
はい。
質問「リンゴを一つ以上もらった女の子はいたの?」
いいえ
ダメだ、全然分からない・・・六人しかいないのに誰がリンゴを取ったっていうんだ・・・。
ギブ?
イエス
皆さんはわかったでしょうか・・・難易度1の問題なんですけど想像力を働しても難しいよね・・・六人しかいないんだし・・・では答え兼解説です。
答えは、五人はかごからリンゴを一つずつ取っていったけど六人目の女の子がリンゴをかごに入れたまま持って行ったのである。
つまり、かごを持って行って食べたってこと?
そういうこと!
難しいよー、これ難易度1なんでしょ、想像力働すって難しい・・・。
まぁ私も最初わからないよ、こんなの、でも慣れて想像力をめっちゃ動かすと答えが見えてくるから
難しいけど面白味あるなぁー
では、また次の回でな
バイバイ~
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登場人物紹介

手を挙げる棒人間 物語の主人公、水平思考ゲームに苦戦する小説家。シルクハットとは親友。


画像はcocosozail.com様。

シルクハット 棒人間の親友。問題を出している人


画像はistock様。

黒くん 第16話から登場している謎キャラ。解答者である。

桃田の分身 第16話から登場している雑種の猫。変態野郎の桃田の飼い猫?出題者

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