いつのまにかいた

文字数 212文字

 そう、生きていた
 ものごころついたとき、いつのまにかこの世に存在していることに気づいて驚いたように、
 相変わらず、ときおり、いつのまにかこの世にいてしまって、このように存在してしまっていることに、初めて気づいたように驚いてしまう
 生きていた、ここにいた
 はっとしたように、
 夢から覚めたように、
 夢だと気づいたように、
 いま気づいたように、
 いつのまにか、
 なぜだか知らないまま、
 ここにいた
 どこかもわからない夜の一点に
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